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着物はどうやって選んだらいいのかわからない、という方のためにらしさが送る「着物講座」です。講師は、京都、神戸、姫路でアンティーク着物ショップを展開している"WAKON"の大塚真裕子さん(三宮店長)。これを読んで、ひと味違う着物ファッションにトライしてくださいね。
和装が今のようなスタイルになったのは、江戸時代に入ってから。町人の力がどんどん強くなって、着物や帯の素材や模様、それに帯の結び方や髪型、小物の細工なんかも凝ったものになって、普通の人たちもファッションを楽しめるようになった頃なんですね。基本は着物と帯。というので、着物と帯の合わせ方から始めましょう。
まず和装が洋装と違うのは、和装は「着物の柄」と「帯の柄」を合わせるということ。つまり「柄on柄」ですよね。そのコーディネートのポイントは、
一番分かりやすくて、一番失敗のない方法です。
着物と帯を同系色にすると、大人っぽい感じになり、反対色にするとビビッドで個性的な感じになります。大きな色合わせの場合には、あまり柄にこだわらず、まずは合わせてみることです。ちょっとどうかなと思っても、小物次第で、ぐぐっとイイ感じになります。
最も代表的な合わせ方が「花づくし」。着物と帯の両方を花柄にする方法で、昔から日本人に好まれるコーディネートです。アンティークの場合は、同柄(例えば桜と桜、菊と菊など)をさがすのはなかなか大変ですが、好きな花を合わせると楽しいですよね。ただお茶などのお稽古の席では、季節に合わせるというのも大事なポイントになります。その花の咲くちょっと前の時期に「先取り」するようにするといいようです「幾何学柄+幾何学柄」というのも、モダンな感じで良いですよね。
コーディネートをする場合、とかく難しく考えがちですが、大塚さんは、むしろもっと単純に、「これとこれ、好きだから合わせちゃおう!!」ぐらいのほうが、個性的でおもしろいと言います。格式とかルールにとらわれず、自由に、大いに楽しむ、というのがアンティーク着物の魅力のようですね。
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アンティークの着物は一時代前のものなので、当然サイズは小さいものになってしまいます。特に袖丈と裄は短いものがほとんどなので、まずは自分のサイズを計っておいて、それに合うようなものを選ぶのがポイントです。とはいえ、アンティーク着物は自由に遊び心で着たいもの。ちょっとのサイズ違いは、あなたのファッションセンスで逆に楽しい着方を見つけてください。
もともと昔の方は袖もくるぶし一つくらい空けて短めに着ていたようですよ。大塚さんから、「小さいサイズを着こなす」アイデアのいくつかを紹介します。
・縫い代を出す。
着物によっては縫い代がかなりあるものも多いので、特に袖などは縫い代をいっぱいに出して縫い直すと良いですよ。直線縫いなので、器用な方は自分で試してみては?
・足し布をする。
着丈がたりない場合などは、帯で隠れる部分を切って違う布を足します。裾などに柄の1色を入れたり、同系色のものを加えたりするのもおしゃれです。
・「おはしょり」無しで着る。
昔はおはしょり(着物を腰のあたりでたくし上げてちょうど良い着丈にすること)なしで着ていたので、気にならなければおはしょりしないで着るといいですよね。
・きものを「抜いて」着る。
長襦袢に素敵なえりを付け、着物のえりを大きめに空けて抜いた感じで着るようにすると、着丈も袖丈もちょっと長くなります。明治の終わりや大正時代の写真を見ると、かなり帯も下げて、その帯のところまでえりを空けた着方をしているものが結構ありますよね。
下に着物と帯の各部の名称を入れておきます。覚えておくと便利ですよ。
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帯締めと帯揚げは、全体をピリッとしめるアクセント・グッズとして、着物ファッションの鍵を握るものです。この二つを変えるだけで、着物の装いのイメージががらりと変わってしまいます。かわいらしくもなるし、粋なイメージにもなる、まさに"魔法の杖"のようなもの。その魔力は、自分で試してみると、本当によくわかりますよ。まずは、いろいろなものを合わせてお試しあれ!! とはいえ、持っていると超便利なものを大塚さんに教えてもらいました。
ベージュ系の帯揚げは、どんなものにも合うというすぐれもの。黒の帯揚げや帯締めは、何かピリッとしないなというときに威力を発揮するそうです。好きな色同士というのは、結構合うものです。とにかく、小物は数があると楽しみ方が広がります。安い物を見つけたときや、これといった物に出会ったときには、ゲットしておきましょう!
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