ヘアドネーションをする前に。知っておきたい3つのこと

近年、注目を集めているヘアドネーション。寄付の方法や必要な髪の長さについて調べてみました。

らしさ・編集部

ヘアドネーションとは?髪を寄付して子供達の為の医療用ウィッグにする

ヘアドネーションとは、病気や事故などで髪を失った子供達の為に医療用ウィッグに使われる髪の寄付のこと。1人のウィッグをつくるには、20〜30人の髪が必要とされています。

現状、ショートヘアのウィッグがつくれる31cm以上の髪を集めるのは難しく、特にロングヘアのウィッグがつくれる50cm以上が不足しているそうです。
基本的に31cm以上の髪が寄付の対象ですが、15cmからでも募集している団体もあります。
できる限り、長い髪での寄付が求められています。

【1】寄付できる髪、できない髪

引っ張って切れるほどのダメージ毛でなければ、パーマやカラーをしていても寄付をすることができるそうです。
また、国籍や性別、髪質(クセ毛)、年齢は問いません。白髪が混ざっていてもOKです。
ヘアドネーションの為に、黒染めやストレートパーマをする必要はありません。

【2】ヘアドネーション用の髪の伸ばし方

カット後はヘアスタイルを整えると想定し、
【寄付したい長さ】+【束ねる毛先1〜2cm】+【カット後の自分の髪型】
を考慮して、目標よりすこし長めに伸ばすのがベターです。

ヘアドネーションをしようと決めたら、まずはヘアドネーションに賛同している美容室を探してみるのも良いです。伸ばし方やホームケアの方法、どのタイミングで切ればよいか、などのアドバイスをしてもらえるはずですよ。

【3】ヘアドネーションのヘアカットの注意点

寄付用の髪にするには、ゴムでいくつかに毛を束ねて、根元でカットします。
細い毛束であれば、ゴムで束ねた1cm上をカット。太い毛束であれば2cm上をカットします。
髪が濡れているとカビが生えることもあるので、しっかり乾かしてからカットしましょう。
カット後は、ゴムで束ねたそのままの状態で袋にいれてヘアドネーションの団体に送ります。

自分でカット後、美容室で髪型を整えてもらう方法もありますが、行き着けの美容室でヘアドネーション用にカットしてもらう場合は、予約の際に必ず相談しましょう。
ヘアドネーション団体へ協賛している美容室であれば、カット後のメンテナンスも含めて、カットの手順や作業を把握しているのでスムーズに髪を寄付しやすいです。

美容室でのカットの際は、ワックスやヘアスプレーなどをつけていくとシャンプーで落としてから乾かすことになり時間もかかるので、何もつけずに行きましょう。

無理なく、楽しく。まずは自分にできることから

個人差はありますが、髪が伸びる平均の早さは1ヶ月で1cm、1年で12cm程度といわれています。31cm以上となると2年〜3年かかる計算になります。
成人式や結婚式など、髪を伸ばし終えたタイミングでの寄付を検討してみるのも良いかもしれませんね。

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