特集 - Of cosmetics BEAUTY SHOW ヘアショーレポート

２００６年５月１６日、ラフォーレミュージアム原宿に開場前から２階まで続く長蛇の列。嶋田真理子さん、山本浩未さんをゲストに迎え、古里オサムさん率いるOf HAIRのBEAUTY SHOWは、スタンディングチケットまで完売の超満員で始まりました。なかなか見られないプロ向けヘアショーから、ヘアケア・ネイル講座など、今日から使えるテク満載のショーの様子を完全レポートします！

コダワレバ、アナタは美しい

オープニングはヘアショー。真っ暗な会場の中、日本語にオーバーラップする外国語の解説がまるで音楽のように流れます。スポットライトに浮かぶのは、白に統一されたファッションに際立つ髪のモデル達。次々とスライドのように浮かんでは消え、最後は男性モデルが客席をウォーキングしながら花をプレゼントしてくれました。
このショーの主催は、ベタイン系のシャンプーなど、素材にこだわるコスメメーカーのOf Cosmetics。ヘアショーや講座は、「アナタは美しい」をコンセプトに、古里オサムさんが率いるOf HAIRのスタイリストが担当。ネイルに始まり、シャンプーやドライなどのヘアケア、デジタルパーマやウェーブなどのスタイリング講座では、それぞれの素材を受け入れて活かし、美しくなるためのアイデアが満載でした！今回は、ヘアに関するものを中心に、らしさの読者の皆様にもキレイに役立つテクニックの一部を公開しちゃいます。

見られている、その意識があなたを美しく

キレイの第一歩はちょっとした気配りから。後回しになりがちな指先は、きちんとしているだけで他人からの印象が全く違うものです。ということで、最初の講座はネイルケア。かさかさに乾燥した指先のケア方法を紹介してくれました。
用意するものは細いタイプの足の角質取り。指先をお湯につけてやわらかくしたら、角質取りの細かい面をお湯にぬらして指先を軽くこすります。指先がなめらかになったら、爪の根元をマッサージしながら、爪や指先をクリームで保湿して。お風呂に入るついでに簡単にケアでき、２枚爪の予防にもなるとか。ニッパーを使うと、かえってささくれが出来て時間がかかってしまうそうです。髪も頭皮も爪も、濡らすと膨らんで寝グセ直しやケアが楽になるので、覚えておきたいですね。

デジタルパーマで、諦めていたあのカールを

最近話題のデジタルパーマ。専用のロッドを使って熱でかけるパーマですが、ショーではその良さとスタイリングテクを紹介してくれました。
良い点は、(1)ダメージを抑えられる。(2)巻き髪カールがアイロン・コテなしでできる。(3)スタイリングが楽。(4)かかりにくかった髪質の人にもパーマがかけやすい、だとか。また、スタイリングは乾かし方が命。デジタルパーマは乾いた時に一番ウェーブが出るので、濡れている状態からの髪の土台作りが重要です。美しく仕上げるためには、メイクと同じで、ヘアクリームオブヘアの４番で水分を補い、５番で保護して、まず水分・油分のバランスを整えること。そして、巻かれている状態をキープするため、下から持ち上げて弱風をそっとあてれば、それだけでＯＫ！強風などでくずれても、指に巻きつけていけば、髪がカールを覚えているので簡単に復活するそうです。

ドライを極めて美髪を手に入れて

続いては、間違いがちなドライについて。乾かさなかったり、いきなりドライヤーをかけるのは、ダメージの元なので厳禁です。正しい方法を覚えて、さっそく今晩から試してみませんか？
まずはタオルドライ。シャンプー後は髪がぬれて弱っているので、ゴシゴシはＮＧ！タオルでしっかりと、これ以上は拭けないというところまで拭いて。次は水分と油分のバランス調整を。ヘアクリームなどで、ドライヤーの熱から髪を守ります。オブのヘアクリームなら、先程と同じ４番→５番の順につけて、水分を補って閉じ込めます。ドライヤーの噴出し口のカバーはつけて、基本は弱風で。最初は強めに、徐々に弱く、上から下に手ぐしで梳かすようにと覚えましょう。ボリュームが欲しい場所だけ、手で浮かせて下から風をあてるといいそうです。

ウェーブを蘇らせるスタイリングテク

続く講座では、パーマのウェーブの再現方法を教えてくれました。パーマをかけると髪はアルカリ性に傾き、放っておくとウェーブがだれてしまいます。まずは弱酸性に戻す力のあるシャンプーやトリートメントを使う必要があるのだとか。オブならＥＲシリーズ。パーマをかけるとたんぱく質が抜けてしまうので、自然には戻りません。
基本のスタイリングは、ドライと同じく水分と油分を補って、ウェーブ用のスタイリング剤をつけます。オブなら８番のムースを手に取り、下を向いて毛先を手で握った後、手のひらに毛先をのせてドライヤーで乾かすといいとか。自然乾燥は毛先のカールが伸びてしまうのでＮＧ。最後はワックス（オブなら７番）で毛先にニュアンスをつけて仕上げましょう。やわらかいスタイルに仕上げたいなら４番＋５番にホットカーラーで巻くのもおすすめだとか。

スタイリング剤はサラダのドレッシング！？

髪をサラダに例えると、スタイリング剤はドレッシング。いつも同じ味では飽きてしまうし、色んなドレッシングを試せば楽しみの幅も広がります。スタイリング剤も同じで、色々試すことを提案してくれました。たくさんの小技も教えてくれましたが、ここでは基本だけをご紹介します。
パーマのスタイリングでも、例えばオブのスタイリング剤の８番（ムース）なら下からもみこむようにやわらかく仕上げられるし、７番のワックスなら動きを出すことができます。ここで注意したいのがワックスの付け方。ワックスは手の甲に取り、指の先につけて髪をつまむようにつけていくといいとか。髪の根元と毛先だけつけると、重力で毛束がしなって立体的に仕上がります。手のひら全体に広げると、不要なところにもつくのでＮＧ。指先でつまむように、必要なところに必要なだけつけるように覚えておくといいそうです。

年齢を超えて、アナタはきっと美しい。

山本浩未さんのメイクトーク、嶋田真理子さんのビューティライフトークなどを間にはさみながら、あっという間の２時間が過ぎました。近日発売予定の新商品、ハンドクリームのプレゼントをもらった後はファイナルのヘアショー。17歳、22歳・・・10代刻みに76歳まで。髪だけでなく、指先から足の先まで全身が美しいその姿は、年を重ねるごとに衰えるのではなく、違うステージに変わっていく美しさを体現して見せてくれました。「年齢は美。美しさは素材　そのもの」プロジェクターに浮かぶ文字は、年齢を重ねることを恐れる女性へのメッセージ。自分の素材を受け入れて、そしてこだわることで、いつまでも美しくいられることを教えてくれました。自分だけの美しさを捜す第一歩として、アナタもこだわり始めてみませんか？

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