界面活性剤の誤解って?

シャンプーの誤解

「界面活性剤」ってどんなもの?

界面活性剤は水にも油にも良くなじむ性質をもっているため、そのままでは混ざらない水と油を混ぜる「つなぎ役」になることができます。界面活性剤は、その性質から、色々な目的でシャンプーやトリートメントなどにも含まれています。特にシャンプーに配合される一番大きな理由は、洗浄効果。地肌や髪についている皮脂などの油汚れを、シャンプーの泡でつつみこみ、水で流す効果があります。また、水と油をまぜて、乳液状やクリーム状の物質をつくることができる働きや、髪をコーティングして滑らかにし、静電気を防ぐ効果などもあります。

界面活性剤は、一つじゃない!

界面活性剤というと一種類だけに思えますが、実は、色んな種類と性質があります。ラウリル系やラウレス系、アミノ酸系、ベタイン系というのも、界面活性剤の種類による分け方です。また、せっけんはよい、界面活性剤は悪いとよく言われますが、実はせっけんも界面活性剤。せっけんもシャンプーもボディソープも洗剤も、洗浄成分は、界面活性剤によるものなんですよ。だから、界面活性剤ならダメというのは間違いで、どんな界面活性剤を選ぶのかが大切なのです。「成分表示で探すシャンプー」のページなどを参考に、それぞれの界面活性剤がどんな性質を持つのかを理解して、自分の使うシャンプーを選ぶようにしましょう。


※2006年8月8日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
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