上級編 ケースバイケース対策 目的別ドライ方法

髪は、ぬれた状態から、乾かして熱がさめる瞬間に形が決まります。だから、スタイリングで最も重要なのはドライ!上級編では、ウェーブを出すにはどうしたらいい? など目的別に疑問に答えます。

もう一歩踏み込んでみよう

基本のドライがわかっていれば、応用は難しくありませんよ。

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ボリュームをおさえたいドライ

ボリュームをおさえたい場合は、基本のドライ方法と同様です。髪の毛流れに沿って、流したい方向に向けて、上から下にドライヤーをあてていきます。乾かしたい部分、方向をつけたい部分とポイントをしっかり定めてドライヤーをあて、関係のない部分の髪が風で広がらないようにするのも大切です。

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ボリュームを出したいドライ

ロングの場合は、手で髪を持ち上げ、下からドライヤーをあてて髪の根元を持ち上げるようにします。ミディアムの場合は、首を傾けて下から風をあてるとよいでしょう。根元が立ち上がるとボリュームは自然にアップ。この場合も、ドライヤーのノズルの向きを調整して、あてたい部分だけに風をあてるようにします。

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パーマ、デジタルパーマのドライ

髪をパーマの流れに沿って、らせん状に持ち上げます(写真左)。カールを壊さないように気をつけながら、ドライヤーの風を上からあてます。デジタルパーマも乾かし方は同じですが、髪がカールを覚えているので、風で髪が散った場合には、毛束を指に巻きつけるだけでスタイリングが再現できます。(写真右)

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ストレート&縮毛矯正のドライ

乾かし方は、基本のドライ方法と同じ。ただし、アイロンを使ってストレートにするタイプは、高熱で髪を伸ばしているので、たんぱく質が変性して髪自体が硬くなります。一見ツヤツヤに見えても、傷んでいることを理解して。水分と油分を健康な髪以上にしっかりと補給をして、ドライすることが大切です。

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エクステをした髪は?

エクステの髪は人毛でも、薬剤処理でキューティクルがないため、通常の髪とはまったく毛質が違います。絡みやすく傷みやすいので、シャンプーの前にはしっかりとコーミングをしてから、ぬるま湯でほぐしていきます。乾かすときにも専用の洗い流さないトリートメントなどの保護剤を使い、優しく扱って。

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美容室で薬剤を使ったら?

美容室で薬剤を使った後は、24〜48時間程度シャンプーを控えたほうが、薬剤定着などの理由で無難です。スタイリング剤を落とすなど、どうしても洗いたい場合は、結んだりせず、美容室での仕上がりに近い状態に乾かすようにして。面倒なら、最初からスタイリングを少なめにして仕上げてもらってもOK。

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その他のドライテク集!

髪を後ろから前へ、クルクルとねじるように乾かすと内巻きに入りやすくなります。表面にツヤが欲しいなら、髪の毛をなでながら温風を当てた後に、冷風でさまして。サイドの髪をふんわりさせたいなら、耳にかける部分の髪を持ち上げ、下からドライヤーの温風を当てて、さめたら放すとよいでしょう。


※2006年8月8日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
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