ケラチンパーマで髪をいたわるふんわりカール
デジタルパーマ仕様で硬い髪質にしっかりかける！ホット系ケラチーヌ・テクニック解説
ケラチンパーマ『ケラチーヌ』を加温式で施術することで、薬剤の持つパワーをアップさせて、太くて硬い髪質にしっかりしたリッジ感を出します。かかりにくい髪質や、スピードアップを図りたい場合に、ホット系パーマ仕様は重宝します。
まずは、カウンセリング！
Before：パーマがかかりにくいしっかりした髪質
モデルは、太くて硬いしっかりした髪質です。しかも、やや広がるクセがあるので、ケラチンパーマをデジパー仕様で施術し、しっかりしたリッジ感を求めたいと思います。
Stylist’s Advice／（afloat-f ヘアクリエイター）杉浦成規さんケラチンパーマは、コールドパーマでもホット系パーマでもどちらでも施術することが可能です。その使い分けは、お客さまの髪の状態をよく把握することです。ふつう毛でケラチンパーマをかける場合は、コールド式で。逆に、パーマがかかりにくい髪質なら、加温をして薬剤のパワーを高めるのが理想的です。ホット系パーマの場合、使用するマシン（加温器）のシステムに合わせて施術してください。
今回の使用アイテム
しっかりかかるケラチンパーマの主役『ケラチーヌ』
髪と同じ成分『ケラチン』でかけるコスメ系カーリング剤。ダメージ部分を補いながらカラーの退色もなく美しいパーマをかけます。
ダメージ毛にコラーゲンを与える処理剤『エフィカス3』
コラーゲンを配合したパーマ専用の処理剤。髪のダメージ部分に栄養素のコラーゲンを補給し、ダメージ毛を健康な状態にリセットします。
補給した栄養分の流失をカバーする『ポーラスヘアバランサー』
ダメージ毛に補給した栄養素をキープする処理剤。毛髪の傷口をふさぎ、補給した栄養分の流失をカバーします。
処理剤やスタイリング剤として万能な商品『ENEL G 451』
洗い流さないタイプのトリートメント&保護剤。髪の成分に近いアミノ酸で安定させた、安全なアミノテック・シリコーンを配合。
テクニックプロセス
1.カウンセリング。根元・中間・毛先の物理的損傷を見極める。必要に応じて処理剤を計算する。
2.前処理。ダメージを負っている毛先を中心に、エフィカス3を塗布する。
3.ケラチーヌの1剤を塗布。ワインディングする部分のみ塗布して水洗。ポーラスヘアバランサーで中間処理を行う。
4.ワインディング。毛先から中間まで、2回転〜2回転半で巻く。
5.ワインディング終了。ネープの第1線は逆巻き。それ以外は平巻きにする。
6.テストカール。1剤のかかり具合をチェックする。
7.デジタルパーマのコードをセット。温度設定は80〜90℃で、タイムは7分間。
8.ケラチーヌの2剤を塗布。その後、5分間自然放置する。
9.ロッドアウト。この後、水洗してタオルドライをする。
10.後処理。ウェットの状態で、ENEL G 451を塗布する。手のひらに真珠1個分を取る。
11.ENEL G 451を手のひらで充分に伸ばす。
12.ENEL G 451を全体的に塗布。その後でていねいにドライし、ブローして仕上げる。
クセをいかしながらケラチンパーマ『ケラチーヌ』で質感をプラス
しっかりした髪質なので、根元から中間はクセをいかし、中間から毛先まではケラチンパーマでゆるやかな質感を求めました。毛先は内巻きと外ハネをミックスさせて、ランダムな動きを。あまり、スタイリング剤をつけすぎないで仕上げるのがコツです。
アイテムのお問い合わせはこちら／株式会社鳴尾化学研究所：TEL.0798-41-0392ケラチンパーマをはじめ、シャンプー&トリートメント、スタイリング剤の開発など、クオリティの高いオリジナル商品を提供する注目のメーカーです。
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コールド系ケラチーヌ・テクニック解説
