スペシャルトーク2|pizzicato・EBINA×アドバンス・木村 ここが違う!クリップパーマ『モイストウェーブ』

今回の特集でモイストウェーブを使っていただいたpizzicato代表のEBINAさんと、
開発されたアドバンス有限会社、代表取締役の木村 仁さんにその効果や特長を語っていただきました。

スペシャルトーク1|pizzicato・EBINA×アドバンス・木村 ここが違う!クリップパーマ『モイストウェーブ』

蒸気の力とノンアルカリの薬剤で
弱った髪に優しくパーマをかける

木村/モイストウェーブも同様に熱処理でカールを実現させていますが、従来のような乾熱では髪がパサつく懸念があったので、湿熱で蒸らしながらパーマをかけるシステムを考案しました。しかも、ダメージの多い毛先よりも外側から熱を加えるためにクリップヒーターを採用しています。

EBINA/従来のホット系パーマは専用の加温ロッドが必要で、熱もロッドから毛先中心に加温されます。でもこのモイストウェーブは根元から徐々に熱が伝わるのでダメージの不安が解消されています。また、サロンで使用しているロッドをそのまま使用できるところがありがたいですね。

木村/最初に装着するアクアラップは、まず加温によりラバーで髪が折れないようにガードをする役割があります。それと、湿熱なので水分を密閉する効果があります。また、クリップヒーターに薬剤が直接つかないので器具の耐久性もアップし、断熱効果で髪に優しく熱を伝えます。

EBINA/従来のコールドパーマやホット系パーマと比較して、モイストウェーブは毛先がパサついたり硬くなったりすることがなく、雑誌で紹介されているような柔らかい大きなカールが作りやすいと思います。毛先の質感や仕上がり感は美容師もお客さまも気になる部分ですからね。

木村/加温は40〜60℃までで、それ以上になると制御機能が働きます。これは薬剤の促進とダレないカールを作るための最低限の温度設定で、従来のデジタルパーマより低くなっています。蒸気なのでこれで充分で、そんな点も安心感があるのではないでしょうか。

EBINA/このモイストウェーブは継続してパーマがかけられて、しかも次のスタイル提案やデザインチェンジが容易になったと思います。そんな点も、従来のパーマシステムとは異なるメリットと言えるかもしれません。

木村/このモイストウェーブは蒸気のパワーを借りて、ダメージを負った弱い髪に弱い薬剤でかけるという発想です。弱い薬剤とは、ノンアルカリのカーリング剤で、それを使用しています。これは毛髪への配慮であり、同時に技術者の手荒れ防止にもつながります。

EBINA/パーマには、『傷む・広がる・まとまらない』といった三重苦のイメージがあり、それが敬遠されていた理由だと思います。しかし、このモイストウェーブはダメージが少なく、スタイリングで再現性の高いウェーブが実現できます。これによって、お客さまにもっとパーマを提案できるいいアイテムになると思います。

スペシャルトーク1|pizzicato・EBINA×アドバンス・木村 ここが違う!クリップパーマ『モイストウェーブ』

スペシャルトーク1|pizzicato・EBINA×アドバンス・木村 ここが違う!クリップパーマ『モイストウェーブ』

クリップパーマの疑問・質問にお答えします!『モイストウェーブ』Q&A

Hair&Make/小林直樹、古河丈司(以上、pizzicato)  Photo/生駒由美 Text/前田正明 構成/らしさ編集部
取材協力:pizzicato(ピチカート)

※2010年10月5日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
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