頭皮洗浄システムとして幅広いメニューに対応するヘッドスパメニューのハーブマジック。その商品やシステムに関して今回の特集でコラボレーションしていただいたapishの坂巻哲也さんとフォードヘア化粧品の吉澤健一さんに語っていただきました。
美しくするために負担をかけるのではなく髪に優しい商品
吉澤/今回のコラボレーションで当社のハーブマジックを使ってスタイルを創作していただきました。坂巻さんご自身は、どのようなこだわりでサロンワークを行ったりヘアスタイルをデザインされているのですか。
坂巻/美容師にとってヘアをデザインするというのは1回限りの仕事ではありません。髪は毎日伸びるし、カラーも時間が経過すれば褪色したり変色して変化します。私たちはそんなお客さまの髪を、いかにしてきれいに変化させるかにこだわっています。そういう意味で、健康的に頭皮や髪を蘇らせるヘッドスパは重要なファクターだと感じています。
吉澤/私たちは、美しくするために髪に負担をかけるのではなく、髪に優しい商品づくりを徹底しています。例えば、その一瞬だけ美しくするためにハードな薬剤を提供するのではなく、髪や頭皮に優しく作用する商品開発を心がけています。そこで、このハーブマジックは植物エキスを主成分にして髪のことを考えた商品として誕生しました。
坂巻/実際にハーブマジックを使用してみて、商品のニオイや手に伝わる刺激など不快なものは感じませんでした。むしろ、天然成分を思わせるナチュラルな使用感が新鮮味を感じましたね。お客さまにとってファーストコンタクトは薬剤臭ですから、その点も優しさを感じました。同時に、技術者も安心して使えると思います。
『健康で美しくありたい』という現代女性の願望を叶える
吉澤/ハーブマジックはヘッドスパのみならず、パーマやカラーにも対応したスキャルプケアです。これは、開発担当者が刺激や敏感肌に対応する化粧品づくりにこだわっていたからです。そこで、最初に植物生薬に目を向けて炎症を起こさせないハーブマジックを開発しシリーズ化しました。近い将来にはスキンケア全体まで対応した商品を販売する予定です。
坂巻/非常にシンプルな発想ですよね。スキャルプの部分とケミカルの部分が両立していて、美容師にとって分かりやすいしお客さまにも説明しやすいです。従来なら使用する商品を単品で説明していましたが、これならトータルでヘアケアからカラーやパーマまでを網羅できます。植物生薬の持つポテンシャルを最大限に引き出した商品という感じです。
吉澤/今回のコラボレーションでも、パーマとカラーの前処理としてシステムトニックを使用していただきましたが、これにはバリア効果があり薬剤の刺激から頭皮を守る働きがあります。当然、カラー剤やパーマ剤は髪にしっかり作用するので、植物生薬の効き目が発揮されていると思います。
坂巻/今、大人の女性のライフスタイルが多様化しています。以前なら、可愛いければいい、モテればいいという発想だったかもしれませんが、これからは健康で美しくありたいとか健康でカッコよく生きたいという願望に変わっていると思います。そんな時代に、私たちもお客さまに自信を持っておすすめできる商品と最高のテクニックを駆使することで、極上の美を提供できるのではないかと考えています。これをきっかけに、美容師もヘアデザイナーやヘアプロデューサー、さらにはヘアドクターとして健康美を提案できるようになれば素晴らしいですね。それが、さらに深い信頼関係にもつながると思います。
サロンワークを中心に、独自の技術理論を用いて全国各地のセミナーやヘアショーに出演。薬剤、美容機器の研究開発にも携わり、スタイリング剤やメイクアップブラシなどの商品プロデュースで数々のヒット商品を生み出しています。
フォードヘア化粧品
吉澤健一さん
『健康な素材づくり』を中心に日本と世界の美容の進歩発展に貢献し、美しい髪のために、ダイナミックにそして豊かな感性に支えられた商品づくりを目指しています。