髪本来の美しさを追求する前処理システムのマーベリックとニューエバーロッドF型ウィンディを使用して、進化系パーマで創作するGINZAスタイルのテクニックをご紹介します。
渡辺茉莉絵さん

髪質はやや太くて硬い状態。毛先は中損傷でパサつき、ゴワついてまとまりにくいようです。
そこで、ふんわりした柔らかいパーマをかけて手触りをよくして、再現性をアップします。

パーマ剤はシス系を塗布した後にチオ系を塗布してダブル還元を行いました。ワインディングはニューエバーロッドF型ウィンディをレンガ状に配置して、毛先カールでボトムにウエイトが残るようにデザイン。平巻きベースですが、顔周りのオレンジのみリバーズに巻いてアクセントを出しています。再現性をアップしたやわらかい質感パーマで、エレガントな雰囲気を出しました。

1/プレシャンプー。オーガニックシャンプーで洗い流した後にタオルドライする。

2/前処理。ダメージレベル4〜5にM2(原液)、2〜3にM2を4倍希釈、0〜1にM1を4倍希釈で塗布する。

3/1剤混合液。髪質とデザインに応じて1剤を選定し、1剤とM4-Aを4:1の割合で混合する。

4/ワインディング。つけ巻きでワインディング。使用するロッドは、ニューエバーロッドF型 ウィンディ。

5/ワインディング終了。前髪はライトグリーン(29mm)とイエロー(20mm)、サイドとバックはライトパープル(26mm)とオレンジ(23mm)で巻く。

6/1剤塗布。選定した薬剤に応じて放置タイムをおく。

7/テストカール。慣れない間は従来の1/2のタイムで行う。

8/中間処理。中間水洗をした後、M2(4倍希釈)にM5を5%混合して毛先まで塗布。次にM3を10倍希釈で塗布する。

9/2剤混合液。2剤を選定し、2剤とM4-Bを4:1の割合で混合する。

10/2剤塗布。選定した薬剤に応じて放置タイムをおく。

11/ロッドアウト。

12/後処理。M3を10倍希釈で全体的に塗布。マーベリックオーガニックトリートメントを毛先に塗布しチェンジリンスをします。タオルドライの後、ヘアエッセンスを塗布しドライして仕上げる。

ゴワつく毛先の広がりをAラインにリメイクしたワイドシルエットのパーマヘア。毛先カールを立体的に重ねてナチュラルに仕上げました。
表面はツヤを生かしたスリークな質感にしました。