AFLOAT JAPAN 裕二朗 軟毛でも動きとボリュームを出しやすいパーマと連動したカットテクニック|スライドカット・セニングカット最新テクニック解説

軟毛で細い髪質に動きを与えるため、パーマにマッチしたカットを行います。軽すぎず少し厚みを残した今風のスタイルの提案です。

Before

秋山真里奈さん

軟毛に動きとボリュームが出やすいようにカットする

細い軟毛でボリューム感が出ない状態です。そこで、ベースカットで重さを残しながら、パーマで動きが出やすいように毛先付近にセニングカットを行い、厚みと動きを出します。

スタイリストアドバイス&テクニック解説

パーマとの連動を計算して動きが出るカット

AFLOAT JAPAN
ヘアクリエーター 裕二朗さん

ペタンコでボリュームが出ない細い髪質です。そこで、毛先にセニングカットで動きを出して質感を与えます。内部は中間から毛量調整をしながら全体のバランスを整えます。髪質に合わせてデジタルパーマをかけ、パーマとの連動を計算して動きの出やすいカットを心がけます。

ピックアップアイテム/JOEWELL XPG-63、JOEWELL XPG-W17

世界のトップシェアブランド
ジョーウェル シザーズ

ヘアスタイリストのニーズに応えるハイクオリティの『ジョーウェル・シリーズ』。あらゆるカッティング・テクニックに対応できる、プロフェッショナル専用の最高級シザーズです。

▼お問い合わせ
東光舎 TEL.03-3945-4011
http://www.joewell.co.jp

1/バックのアウトラインをカット。チョップカットでカットラインをぼかして毛先をソフトにする。使用するハサミはXPG-63(ブラント用)。

2/バックサイドのカット。やや前上がりのラインにつなげて丸みを与える。

3/そのままサイドのアウトラインをカットする。

4/さらに顔周りにつなげる。パネルを前方にシェイプしてレイヤーを入れる。逆サイドも同様にカット。

5/トップのカット。パネルを真上に持ち上げて表面にレイヤーを入れる。センターラインにガイドを作る。

6/コーナーをカットしてトップとサイドをレイヤーでつなげる。トップ全体をカットする。

7/サイドのアンダーセクションは厚みを残すため、グラデーションでカットする。逆サイドも同様にカット。

8/バックもサイドと同様にトップとミドルセクションをレイヤーでつなげる。

9/さらに、アンダーセクションはグラデーションカットで毛先に厚みを残す。

10/ドライカット。ミドルセクションを中間からセニングカット。使用するハサミはXPG-W17(セニング用)。

11/ミドルセクションとアンダーセクションを1パネルで引き出して毛先をセニングカット。バック全体を同様にカットする。

12/トップの毛量調整。表面にかかる毛先に毛量を調整しながら質感を出す。

13/パネルを放射線状に展開してハチ周りを同様にセニングカット。

14/顔周りに軽さと動きを出すためにパネルを水平に引き出して毛先をセニングカット。

14/逆サイドも同様にカットして毛先に軽い動きを出す。

15/カット終了。

After

内部の軽さと毛先に動きを出したスウィートロング

柔らかくて細い髪にデジタルパーマで動きを与えたスウィートロング。グラデーションカットで少し厚みを残し、内部の毛量調整と毛先の質感カットで軽さと動きを与えています。量感を落としすぎないカットがポイントです。

AFLOAT JAPAN 裕二朗 カットで長短をつけて浮遊感と束感を与えるカットテクニック|スライドカット・セニングカット最新テクニック解説

AFLOAT Xel-Ha 石川真衣 大人感覚で厚みのあるAラインシルエットのカットテクニック|スライドカット・セニングカット最新テクニック解説

Hair&Make/裕二朗(AFLOAT JAPAN) Photo/浅田敏之 Text/前田正明 構成/らしさ編集部
取材協力:AFLOAT JAPAN(アフロート ジャパン)

※2013年3月5日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
「あなたの感想」をお聞かせください。
※上のどれかのボタンを押すと編集部宛てに感想を送信できます
最新のらしさ特集
らしさ特集  バックナンバー