クセ毛で扱いにくいお悩みには、髪に負担の少ない低温デジタルパーマでクセを生かせる扱いやすいスタイルへ。毛先の動きが美しいナチュラルミディアムを作り上げるテクニックを紹介します。
Before/塚田 萌さん
カラーの履歴によるダメージがあり、うねりや広がりやすいクセ毛です。髪に負担の少ない低温デジタルパーマで、クセを生かしつつ美しい動き感のあるパーマスタイルを作っていきます。
軟毛で広がりやすくさらにダメージもありますね。低温でかけるデジタルパーマで髪の質感チェンジを図り、クセを生かせるような扱いやすいスタイルにしていきましょう。デジクリップを使ってかけるパーマは、保湿効果もあるのでダメージを目立たなくしてくれる嬉しい利点もありますよ。
1/ハチまわりをブロッキングの後、アンダーセクションから毛先を約2cm程チョップカットします。
2/サイドはパネルを引き出し、毛先を2cm程チョップカットで仕上げます。
3/さらにアンダーセクションからミドルにかけて毛量調節を。セニングを使って間引くイメージで行います。
4/カットの仕上がりです。
1/ダメージ補修のため、毛髪全体にケラチン系の前処理剤を塗布。
2/さらに、毛髪全体にCMC系の前処理剤を塗布します。
3/ハケを使用し、中間から毛先にかけてコスメ系のカーリング剤を塗布。ラップで髪全体を覆ったら8分程自然放置し、プレーンリンス後に中間トリートメント。
4/23mmのロッドで中間から毛先を巻き込み、ワインディング開始。
5/ロッドの巻き上がりです。
6/デジクリップをロッドの上から装着。
7/システムキュールのコードを接続し、15分程加熱します。
8/全てのロッドをアウトします。
9/さらに、中間から毛先にかけて2剤を塗布します。
10/2剤の塗布後、毛先をつまむようにしながらカール状に形成して10分程自然放置。
11/ロッドアウト後、プレーンリンスした状態です。この後、後処理をしてブロー&スタイリングへ。
クセの強い重めのボブを、毛量調整をしつつクセを生かせるようなパーマスタイルへ。裾に向かって均一に広がるゆる巻きカールラインと、ノーバングが大人の雰囲気を匂わせる外国人風のナチュラルスタイルにシフト。飾らないセンスを楽しみたい人向けのミディアムです。