毛先ダメージのお悩みに合わせて、ツヤ感を蘇らせるような湿熱パーマをチョイス。髪に潤いを与えながら、軽やかな小顔ショートを作り上げるテクニックを紹介します。
Before/山田葉子さん
カラーの繰り返しで、乾燥気味の毛先ダメージがあります。このハイダメージの状態に、水分を保湿しながらかける湿熱パーマで、毛先1本1本まで潤いが行き渡るようなパーマをかけます。
やはり毛先のダメージが気になりますね。モデルさんがカールを取り入れた華やかなスタイルをご希望のため、ハイダメージ毛にも負担なくかけられる湿熱パーマをセレクトしました。毛先に潤いを与えながらやさしいカールラインを出した、夏から秋にかけての季節に合うショートスタイルを目指します。
少ないロッド本数でつくるパーマスタイルに最適の携帯に便利な加温器。細胞を破壊せず髪の水分を閉じ込めながら、じっくりとパーマ剤やトリートメント剤の効果を100%引き出し、瑞々しいカールを実現します。
株式会社エバーメイト/TEL.03-5614-0596
1/ハチまわりから上下にブロッキング。左サイドバック、ネープより毛先をチョップカットで約2cm程カットします。
2/ミドルセクションはグラデーションの切り口に。後頭部には丸みを出すため、パネルを水平に引き出しながら約2cm程つなげるようにカット。
3/三角ベースにブロッキング。右流しにしたいので逆方向に毛をとり、バングの真ん中が一番短くなるようにブラントカットを。さらにスライドカットで馴染ませます。
4/カットの仕上がりです。
1/水溶性の油分を使用した前処理剤「オーブ・リミナンス」を塗布。
2/毛先にクリーム状油分の前処理剤「クロスリンク3」を塗布。
3/ハケを使用して、髪全体にコスメ系のカーリング剤「リブラ・ノーマル」を塗布。
4/ニューエバーロッドの20mmを、トップからバングにかけて3つ、サイドに2つ、17mmをサイドバックとバックに3つ毛先からワインディング。巻き終えたらロッドの上からナノアクアラップMサイズを装着。
5/ナノアクアラップの上からクリップヒーターを装着。
6/ロッドの巻き上がりです。
7/ナノアクアライトに接続。コードを接続した状態で5分程加熱。
8/1つのロッドをといてテストカール。
9/ナノアクアラップ&クリップヒーターをアウトして「TGソリューション」で中間水洗。
10/ロッドの上からパーマの2剤を塗布。
11/ロッドアウト後、プレーンリンスした状態です。この後、後処理をしてブロー&スタイリングへ。
重めのボブスタイルから、やさしい雰囲気の漂うショートスタイルへのヘアチェンジです。カットでは全体のウエイトを上げて軽さをプラスし、湿熱パーマで瑞々しいツヤを大切にしながらナチュラルにカール感を与えました。サイドやバックの丸みで頭の形をキレイに見せ、華やかな雰囲気をまとったふわふわシフォンショートの完成です。