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ロンドン
新シリーズ"Hello! from the world"は、世界の様々な街からのファッション・レポートです。
第4回は、イギリス連合王国の首都ロンドンから、リーディング大学に通うSunny Wangさんが、
ロンドンの街の写真とお便りを送ってくれました。

街のファッションスナップ Hello! from the world VOL.4
秋のダークカラーの中でも、
白はやっぱりおしゃれ
 ロンドンの10月の平均気温は12度。でも今はもうちょっと温かい感じです。私も今日はオックスフォード・ストリートにショッピングに来ました。そしてストリートの人混みで目についたのが、この大学生のマリアです。ブーツカットのジーンズに白のTシャツ、その上にオフホワイトのセーターを着ていて、とても清らかな感じでした。
 マリアはロンドン郊外にある大学の学生で、友達大勢と買い物に来たそうです。イギリスの学生にはいろんなファッションの子がいますが、マリアはいつもこんな感じの、ちょっとおとなしめのシンプルな服を着ているみたいです。マリア自身は、「クリーム色が大好きで、今日のこのセーターはお気に入りです。学生なのでいつも清楚な格好をしています」と言っていました。秋になって、とたんにダークカラーの服を着る人が増えましたけど、白いセーターに白いバッグというのは、夏でなくてもやっぱり素敵でした。
マリアさん
TOP SHOPの前で。ミディアムロングのヘアを、後ろでぎゅっと小さなシニヨンにしていたマリア。バルキーなセーターに小顔が映えます。
※画像をクリックすると拡大されます。
マリアさん
フレンディーナさん
 
色使いがベリーナイス! 
大いに参考になります
 TOPSHOPの前で友達と待ち合わせをしていたのは、グラフィック・デザイナーのフレンディーナ。ジーンズの上にペズリー柄のスカート、そしてスカートのポイントカラーのオレンジに合わせたオレンジ・ジャージのジャケット。そのジャケットのカラーの黒とインナーのTシャツの黒を合わせて…とにかく彼女のカラーコーディネートは、とっても素敵で、とっても目を引いていました。
 以下は彼女の言葉です。
「ファッションのポイントはジーンズの上にスカートを合わせることかな。いつもこういう着方をしているの。あと、今こってるのは古着かな。今日のスカートも古着ショップで見つけました。それとグラフィック・デザイナーなので色鮮やかなものが好きかも。今つけてるウェーストポーチも好き。小銭とかここに入れてるけと、ちょっとウェートレスっぽいでしょ」
フレンディーナさん
フレンディーのヘアは黒くてやわらかな感じ。バックのちょっと高めで作ったラフなシニヨンも6:4のセンター分けも、彼女の大きな目と力強い眉によくマッチしていて、個性的です。
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about fashion
【 TOPSHOP 】
 ロンドン一のショッピング街といえばオクスフォード・ストリート。そのオクスフォード・ストリートで今一番ホットな場所が、”TOPSHOP”です。TOPSHOPはイギリスで最大のFASHION STOREと言われていて、今はやりの服、小物、アクセサリーなどを4つのフロアーでそろえています。メンズの"TOPMAN"は最上階にあって、TOPMANにある商品はほとんど大抵流行ってるいるので、ファッションにうといイギリスの男の子達にかなり重宝されています。
 レディースものもかなりのバリエーションがあって、TOPSHOPのオリジナルブランド"TOPSHOP"や"MOTO"以外にもいろいろなブランド、それに素敵な古着も多数そろえています。
 お客はというと、お金のない学生(10%の学割あり)から、流行のシックなファッションを探している有名人まで様々。店内至るところにある大きなスクリーンには、オクスフォード・ストリート発のテレビ放送をもやっています。ロンドンに来たら、絶対行くことをオススメします。
TOPSHOP
about food
【パブ】
 イギリスを知りたかったらパブに行くべし、というほどの場所です。地元の人に混じって毎晩ビールで乾杯というのもいいけれど、ランチタイム(13:30〜15:00くらい)もおすすめです。パブ・ランチといって、軽い食事(ソーセージとかミートパイに付け合わせがついたものなど)を出す店も多いです。このパブ・ランチはイギリス名物のひとつだから、一度は食べてみて。

【カフェとティールーム】
 イギリスのアフタヌーン・ティーは優雅なイメージを持たれているようですが、ケーキやスコーンやサンドイッチもつくので、ボリュームもあって、ランチ代わりにokです。フォートナム&メイソンやサヴォイ・ホテルなどの有名店では£18くらいですが、普通のティールームなら£10しないくらいです。またアフタヌーン・ティーよりもっと食べることにウェイトを置いたものとしては、ハイ・ティーがあって、軽い夕食という感じ。またイタリア風・フランス風のカフェでは軽食もとれますよ。
イングランド南東部
 テムズ川にまたがる大都市ロンドンは、緯度でいうと北海道とほぼ同じくらいの所に位置していますが、暖流の関係でそれほど寒くはありません。イギリスといえば、バラの花咲くイングリッシュ・ガーデン、歴史と伝統を残したマナー・ハウス、そして優雅な午後の紅茶などを思い浮かべますが、ロンドンは世界で最も刺激的な街の一つで、ショッピング、エンターテインメントなど、あらゆる文化の最先端と伝統が混在し、カントリー・サイドとは一味違った魅力が凝縮されています。
■Reporter
 Sunny Wangさんは北京生まれの中国人ですが、小中高を日本で過ごし、高校卒業後ロンドンに渡り1年間英語を勉強。去年の9月にロンドンとオックスフォードの中間にあるリーディング大学に入学しました。専攻は国際関係学科で、政治学の勉強をしています。在学2年で卒業後は国連の関係機関で働きたいと言っています。



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