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心斎橋(大阪)と芦屋(兵庫)に店舗を構えるホワイトハウス(株)。ここ数年は雑誌社などからの撮影依頼が増え続け、このところ毎月10本を下らないとか。2000年春に社長に就任した寺谷真由美氏が、就任後すぐに取り組んだ仕事の一つがそのための対策として「広報担当」を新たな専門職として置くことでした。
白羽の矢があたったのが、本日登場の遠藤美和子さん。当時、スタイリスト2年目を迎えてやる気満々だった彼女に、「来週から専任のPR担当として仕事してくれない?」という社長の一言。時々撮影を手伝っていた遠藤さんですが、まさに青天の霹靂、思いも寄らないことでした。
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当時の状況を寺谷社長はこう言います。
「ホワイトハウスの社長に就任する以前、実は私自身が化粧品会社の広報担当者として、撮影やプレス・キットを通して自社製品を売り込んでいたんです。だから化粧品業界では重要だったこのポストが、美容業界にはないのにびっくりしました。それですぐに適任者を捜したわけです。遠藤は技術者としても優秀でしたが、彼女の世話焼きとスケジュール調整のうまさを見て、広報の仕事でより才能を伸ばせると思いました。だから、あなたに変わる美容師はいても、あなたにかわるPR担当者はいない、と説得しました」
寺谷社長の美容業に対する理念、そして広報の仕事の重要性は理解したものの、専任の広報担当になるということは、美容師としての道を断念すること。遠藤さんは悩んだ末、美容師の仕事を違った角度から見るのも面白いかもしれないと決心。生来の楽天主義も手伝って、通い慣
れた心斎橋のサロンを後にしました。
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