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遠藤さんの1日は朝10時、大阪港を見下ろす六甲山系の中腹、瀟洒な住宅が建ち並ぶ静かな住宅街にある事務所で始まります。
「最初、20人以上スタッフがいて1日中音楽が聞こえるサロンから、普段は3人だけのシーンとした事務所に来たときには、何か寂しくて、どうしようって感じでしたけど、今は窓から見える景色や電話のベルが鳴り響く事務所、次から次にでてくるデスクワーク、それから一気に登ると完全に息が上がるこの急な坂道に、もうすっかり馴染みましたね。5時までここで仕事して、それから芦屋と心斎橋の店に行きますが、1日店にいたりすると今ではこの事務所が恋しくなって(笑)」
部屋に射し込む柔らかな陽の光。デスクワークの合間にカウンターに腰掛けて海を見ながらブレイクタイム。ゆったりした気分で仕事をこなします。
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美容サロンの「広報」は、サロンの存在を広く報せて多くのお客様に来ていただくのが仕事。ホワイトハウスでは、チラシを作って配布したり、新聞や雑誌に広告をのせたりというような直接的な宣伝活動ではなく、雑誌社からの依頼でテーマに添ったヘアスタイルを作り、それを記事のなかで紹介してもらうという形を採っています。いわゆる「撮影協力」というもので、サロン側がモデル、ヘア、メーク、衣装等を準備し雑誌社が撮影、その作品を掲載するというものです。
「雑誌に広告を載せると莫大な費用がかかりますよね。それに比べると撮影協力は、もちろんモデルに関してはこちらで手配しますが、かかるのは経費のみ。しかも良いモデルで良いヘアができると、読者は必ずサロン名やスタイリスト名を見てくれますから、新規客の獲得、それに店のイメージアップという点で効果はとても大きいです。それに自分の作品が雑誌に載ることは、スタイリストにとっても刺激になりますし、もちろん勉強にもなり、何よりお客様にも喜んでもらえます」
遠藤さんの仕事は、この撮影を支障なく進めていくためにしなくてはいけない「あらゆる雑用のすべて」ということになります。 |
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