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Victoria
“Hello, from the world!”は、世界の様々な街からのファッション・レポートです。
第21回は、カナダの一番西側にある州、ブリティッシュ・コロンビア州の州都ヴィクトリアから
Nordwoll, Solveig さんが、夏の初めの素敵な写真とお便りを送ってくれました。
街のファッションスナップ Hello! from the world VOL.21
 カナダ、BC州の州都ヴィクトリアは、庭園の街、ガーデンシティーと呼ばれていて、世界的に有名なブッチャートガーデンだけではなく、通りや各建物、公園そして一般家庭にもきれいにお花が飾られているとても心が和みます。夏にはカナダのあちこちから豊かな自然を求めてリゾート客が集まります。特にホエールウォッチングが大人気です。
 ここ何日かはとっても暑い日が続いているので、海辺や湖にはたくさんの人がいます。今日写真を撮ったサクセポイントというところは、街の中心からちょっと離れたところですが、とても静かですてきなところで、私のお気に入りのひとつです。
ピュアなオレンジに
ショートなスパイキー・ヘア
何気なさに個性が光ります
 彼女の名前はナターシャ。24歳のシングルマザーです。今日は4カ月になる息子のコーリーと兄のジェシーと一緒に散歩に来ました。コーリーは彼女もビックリするほどどんどん大きくなるので、すぐに何でも着れなくなって大変だそうです。私を見つめて笑ってくれて、とってもキュートでした。
 ナターシャは、まだ体重がちゃんと元に戻っていないことを気にしていましたが、私はナターシャのちょっとスパイキーなヘアと明るいオレンジのTシャツが気にいりました。それに彼女の唇の下のピアス、見えますか?カナダの若い人たちの間では、この口のピアスやへそピアス、それにタトゥがとても人気があります。彼女のジーンズの裾からちょっとのぞいている赤いサンダル、とってもシンプルな“ゾウリ”で素敵です。彼女はパンクミュージックが大好きですが、でも60年代や70年代の古いロックも好きだそうです。食べ物では、コーリーが生まれてからは、特にサラダとパスタに目がないとか。もちろんサーモンも好物で、その他オヒョウ(カレイ科の魚)なんかもよく食べるそうです。買い物は主に中古品店で、安いものの中から時々ものすごく素敵なものを探し出します。
ナターシャさん
サイドはフェイスにすっきりよせて、フロント部分の毛をセンターに向かって立ち上げた、ちょっとソフトモヒカン風のスタイル。唇にさしたピアスの雰囲気とぴったり。
※画像をクリックすると拡大されます。
ナターシャさん
ジェシーさん
白いTシャツにホワイトジーンズ
レイバンのドロップ・サングラスが
男っぽさを演出
 お兄さんのジェシーは26歳の大工さん。仲良しの妹、それにかわいい 甥っこのコーリーとはよく一緒に散歩するそうです。ハイファッションのウェアではないですが、彼のスパイクヘアにカジュアルなスタイルがよく似合っていると思います。それに彼にはすごいユーモアセンスがあるので、まわりの人たちを喜ばせているようです。今日も私に「そうしてほしければサングラスをかけようか?僕はサングラスをするとクールになるからね」とおどけて笑っていました。
 彼はジョニー・キャッシュのような古いウェスタンミュージックが好きですが、でもテクノポップやヒップホップも聞きます。ギリシャ料理やカッテージチーズが大好きで、それは今冷蔵庫に入っているそうです。もちろんサーモンは大好物、たいていのカナダ人はそうですけどね。
ジェシーさん

カナダの男性に人気のあるショート・スパイク・ヘア。もみあげはちょっと長めに残して。
※画像をクリックすると拡大されます。
about George Waterway
湖 水路
【 湖 】
 写真はみなヴィクトリアの街から少し離れたところにあるジョージウォーターウェイというところです。午後の少し遅い時間で、金色と緑が水面に映って綺麗でした。まわりには遊歩道があって、犬を連れた人や自転車に乗った人、ジョギングする人など、みな思い思いに楽しんでいます。湖の周りにはたくさんの鳥がいて、夜には小さなコウモリ達も飛んでいます。
【 水路 】
 海に通じる狭い水路があって、1日に3度潮の満ち引きがあります。以前一度だけ、満潮の時にアザラシが入ってきて遊んでいるのを見たことがあります。 とっても楽しそうでした。
カップル 桟橋
【 カップル 】
 お休みに遊びに来たカップルです。ふたりとも自然の中にいるのが好きで、休みには良く山や海に行くそうです。
【 桟橋 】
 人通りのあまりない桟橋のところで、男の子が一人寝ころんでいました。空をながめてたみたい。
ヴィクトリア
 
ヴィクトリア市はバンクーバーの向かい、バンクーバー島の南端にある街で、人口34万人。別名“ガーデン・シティ”と呼ばれる、イギリスの雰囲気を色濃く残したとても美しい街です。気候もカナダで一番おだやかで、街中が花で飾られ、1年中ゴルフが楽しめます。
Reporter
 Solveigさんは日本滞在歴15年以上の親日家で、今はお父さんの住むヴィクトリアで仕事をしながら、週末には各地のケアセンターを訪れてはギターを弾いて大好きな30年代、40年代の歌をお年寄りと一緒に歌ったりしています。また野生動物レスキューセンターでは、ボランティアで怪我をした動物たちの世話もしています。




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