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London
“Hello, from the world!”は、世界の様々な街からのファッション・レポートです。
第23回は、トラッディショナルでいながらパンクな街ロンドンから、
リーディング大学に通うSunny Wangさんが、ロンドンの写真とお便りを送ってくれました。
街のファッションスナップ Hello! from the world VOL.23
 ロンドンの夏は最高気温が30℃を越える日も数日ありますが、湿度が低いので、日の当たる所では暑くても、日陰に入るとひんやりと涼しく感じます。でも日によって天気や気温が目まぐるしく変化し、汗ばむような日があったかと思うと、コートを着ている人が目立つような日もあります。先週まではずっとセーターを着ていました。ここ何日かは25度以上の暑さ。これも何日続くことやらって感じです。
 公園では、たくさんの人たちが日光浴をしています。またカフェやパブの前にはテーブルと椅子が並べてあって、日光を浴びながら食事をしたり、ビールを飲んだりしています。サマータイムなので、今はだいたい10時半ごろまで外で活動できますよ。だからついつい夜更かしして朝寝坊をしてしまいます。
フェミニン・キュートなブラウスが
可愛らしさを引き立てます
 最近私が好きなショッピング街、コンバート・ガーデンで会ったのは、26歳のレンダー。彼女はカムデン・タウンという若者のファッション・タウンで働いていて、今日はボーイフレンドとデートだったので、ちょっと女の子っぽい格好をしたそうです。トップは今年の春から流行の薄いラベンダー・カラー。そういえば、町を行く若い女の子達はよく薄いピンクやオレンジなどのトップスを着ています。そしてほとんどがショートレングスのトップスに、ヒップハンガーのパンツルック。可愛いおへそがのぞいています。レンダーは深いV字の襟ぐりと、ハイウエスト、それに裾に入ったレースがお気に入りだとか。袖についたペプラムもかわいいですよね。
レンダーさん
サラッとした金髪のロングヘアを、バックで小さなシニヨンにしていました。ちょっと厚めの前髪が彼女の個性を感じさせます。
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レンダーさん
ジェスさん
モノトーンに赤いラインがアクセント
ちょっと粋な大人のカジュアル・スタイルです
 首にさげたアクセサリーと大きめのサングラスが目を引いたのは、ジェス。彼女は30歳のジュエリー・デザイナーで、このゴールドタイプのネックレスも自分でデザインしたそうで、とっても素敵でした。今日は仕事帰りなので、わりとカジュアルなスタイル。刺し子のような生地に白いカモメが飛ぶフレアー・スカートは、裾の赤いフリンジが大胆なデザインに可愛らしさをプラスした感じだし、スクウェアカットの黒いタンクトップと合わせて、とてもアダルトな雰囲気です。はいているのは黒のぺったんこの皮のサンダル。よりカジュアルなイメージがいいからでしょうか、この夏はぺったんこのサンダルやぺったんこの靴が多いです。
ジェスさん

すそが自然に外にはねたショートヘアは、ちょっとがっしりした彼女を可愛らしく見せているように思います。アクセントカラーのオレンジも彼女のブラウンのヘアによく合っていました。
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about Food
【 SNAX 】
 安くておいしいバゲット屋さんで、いろんな味のバケットが楽しめて結構人気です。隣にはワサビと言うテイクアウト専門の寿司店があります。料理人はみんな日本人なので、結構美味しいお寿司が安く食べられます(2個で£1〜£2)。このあたりはロンドンの中心では、安くてまぁまぁ美味しい昼ご飯を食べることができるところです。
SNAX
about Fun
【トラカデーロ】
 トラカデーロは、ピカデリーサーカスにあるロンドン一のサイズを誇る アミューズメントセンター(ゲームセンター)です。中には小物やお土産の店や映画館があって、1日中若者で賑わっています。ただ隣が中華街なので、中国人がかなり多いです。
トラカデーロ
about Shopping
【コンバート・ガーデン】
 コンバート・ガーデンの中心にある小さなデザイナー・ブランドが集まったストリートです。PUMAやMiss Sixtyなど日本人に親しまれてるブランドはもちろん、“octopus(タコ)”という、変わった小物がたくさん置いてある店も人気です。
デザイナー・ブランド OCTOPUS
WELCOME TO CARNABY STREET
ロンドン
 
イングランド南東部、テムズ川にまたがる大都市ロンドンは、緯度でいうと北海道とほぼ同じくらいの所に位置していますが、暖流の関係でそれほど寒くはありません。イギリスといえば、バラの花咲くイングリッシュ・ガーデン、歴史と伝統を残したマナー・ハウス、そして優雅な午後の紅茶などを思い浮かべますが、ロンドンは世界で最も刺激的な街の一つで、ショッピング、エンターテインメントなど、あらゆる文化の最先端と伝統が混在し、カントリー・サイドとは一味違った魅力が凝縮されています。
Reporter
 Sunny Wangさんは北京生まれの中国人ですが、小中高を日本で過ごし、高校卒業後ロンドンに渡り1年間英語を勉強。昨年の9月にロンドンとオックスフォードの中間にあるリーディング大学に入学しました。専攻は国際関係学科で、政治学の勉強をしています。在学2年で卒業後は国連の関係機関で働きたいと言っています。




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