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【
サーメ人 】 |
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サーメの人々はヨーロッパの北東にいる唯一の北ヨーロッパの先住民族です。彼らの祖先は、紀元前1万年〜4,000年頃にはコムサと呼ばれ、まだどこにも国境がない頃からここに住んでいました。現在、世界中に約7,8万人います。そのうちフィンランドに約6500人が暮らしています。彼らは20世紀の後半まで、昔ながらのトナカイ放牧を中心とした生活を守り続けていましたが、今では定住するようになり、近代的な工業やサービス産業の恩恵を受けるようになりました。1割ほどのサーメ人は今でも放牧生活を続けていますし、サーメ人とトナカイとはやはり切っても切れない親しい関係があるようです。サーメの人々の中には古くからの伝統・文化が今も色濃く残っています。
フィンランド語に影響を与えたサーメ語には、9つの異なる言語があって、中にはお互いに理解できない言語もいくつかあるようです。その中で最も小さな言語グループがイナリです。フィンランドの小学校では、母国語としてサーメを話す生徒は、全ての学科を彼らの言語で勉強することができます。
サーメの民族衣装を見ると、それぞれどの民族の出身かということがわかります。彼らは衣装から、たくさんのメッセージを読みとることができます。写真はインガーアンと彼女の娘です。彼女は11歳。とっても元気な“トナカイ少女”で、トナカイに関する仕事があるときにはいつでも手伝っています。ブルーに燃えるような赤のドレスは、深い緑の森にも、真っ白の雪原にも映えますよね。 |
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【 ジュウチュア川
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森の中を流れるジュウチュア川。水はとっても冷たくて底が見えるほど透き通っています。 |
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【 イナリ湖
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イナリはフィンランドの北部、ラップランドにあります。夏は白夜といって、ほとんど夏の間中、太陽は地平線の彼方に沈みません。そのかわり冬には2、3カ月の間、太陽は地平線から顔を出しません。でも冬には大空を美しい光のショーで彩るオーロラがあります。
ラップランドには新鮮な空気や飲めるほど美しく清らかな川や湖を持つ北極圏の自然を求めて、世界中から観光客がやってきます。神秘的な自然のパワーに触れたいならば、ハイキングやフィッシングの最高の場所がたくさんあります。ひょっとすると夏休みをすごしているサンタが、あなたの隣で釣りをしているかもしれませんよ。 |
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▲ フィンランドで2番目に大きな湖、イナリ湖。曇り空でちょっと寒そうな感じ。 |
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▲ 夜中2時くらいに撮ったイナリ湖。霧のかかった太陽が地平線の上にあります。 |
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