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Shanghai
“Hello, from the world!”は、世界の様々な街からのファッション・レポートです。
第28回は、今中国で最も元気な都市上海から、上海っ子のチョー・エクンさんが
写真とお便りを送ってくれました。
街のファッションスナップ Hello! from the world VOL.28
 上海市の面積は、全中国のわずか0.07%(群馬県とほぼ同じ)、人口は全中国の1.1%(1300万人)で、GDPは5.3%を占めています。つまり「面積は小さいけれども人口が密集した非常に豊かな都市」。次々に新しい建物が建ち、いろんなビジネスがスタートする、日々変化する街です。でも街を歩くと、色々な民族の歴史模様が織りなされていて、昔の複雑で独特な街の雰囲気を感じることができます。鹿児島とほとんど同じ緯度にある上海は、今、日本の秋のように比較的お天気のいい日が続いています。
ボーイッシュなスタイルに黄色のベルトが
可愛らしさをプラス
 川の流れのように絶え間なく続く人通り。新天地はとてもにぎやかな町で、たくさんの人が往き来しています。音楽の世界に浸ることが好きな張(チョー)さんは、いつもディスクマンを聞きながら、のんびりショッピングをします。張さんは大学の四年生で、おしゃれが大好きな女の子です。流行ものに興味を持っています。
 今日の張さんは、カラーつきのホワイト・シャツに深いVゾーンのボーダーセーター、短いグレー・パンツの組み合わせ。清潔でさっぱりしたイメージに、ワンポイントの黄色いベルトが元気で活発な感じを添えています。そして、今年上海で流行している黒い腕輪やネックレスが、彼女のファッション・センスを際立たせていると思います。
張(チョー)さん
ストレートなミディアム・レイヤー。ちょっと厚めのギザギザバングが、ぽっちゃりしたイメージを個性的に見せ、サイドを耳にかけたスタイリングが清潔な雰囲気を感じさせます。
※画像をクリックすると拡大されます。
張(チョー)さん
姚(ヨー)さん
赤と白のコーディネートがスポーツマンらしい
若々しさを感じさせます
 バスケットボールが大好きな姚(ヨー)さんは、スポーツウェアが大好きです。休みの日にはいつも友達と一緒にNikeとかAdidasとかtommyなどのブランド店へ行って、かっこいい服や靴などの新製品を買います。
 夏という季節は五色にきらめく季節だと言われています。町を歩いている姚さんが目立っていたのは、夏を代表する赤いシャツを着ているからで、シャツの赤地に黒いアルファベットが青春の息吹きを感じさせます。赤いTシャツに白いショートバンツ&白いConverse、そしてポイントの赤い五角形は、本当にパーフェクト・コーディネーションですよね。
姚(ヨー)さん

少し前は男の子にもパーマが流行っていましたが、今はベリーショートのヘアが増えています。姚さんもサイドを押さえて、トップをハネさせたスタイルで、とっても清潔で好感が持てます。
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about Shanghai
新天地 【 新天地 】
 言わずと知れた上海の観光名所です。いくつかの優雅なレストランや気楽でロマンチックなバーがあります。一日の忙しい仕事の後に、こんなバーの前に座って友達と談笑しながらお酒を飲むと、すぐにいい雰囲気に浸って溜まったストレスを解消することができます。若い恋人達にとって、とてもロマンチックです。
【黄浦江】 【台北・光夜市】
黄浦江 台北・光夜市
 ここはバンドと呼ばれ、上海はこの大きな川で浦東と浦西に分けられています。川を遊覧船が走っています。甲板で夜風に吹かれながら眺めるきらびやかな黄浦江両岸の美しさには、思わず感嘆の声を上げてしまいます。  台湾地区に駐在している人が、上海に来たお客さんをぜひ連れて行きたいのがここです。上海ではぜったい食べられない美味しい味、つまり台湾地区独特な小吃の味が味わえます。上海料理に飽きた人には絶対おすすめです。台湾人はもとより、上海人もわざわざ食べに来ています。
上海
 1842年の南京条約によって開港して以来、外国資本の中国進出の拠点で、金融・貿易・商工業の中心地です。近年、経済活動が非常に活発化し、一人当たりのGDPは全中国の平均の約5倍に達しています。だからこそ豊かでお洒落な生活が送れるのでしょう。川を挟んで東側は近代的な高層ビルが建ち並ぶ地域で、西側が100年前の古いヨーロッパ式の建物が残る地域。川の両側に東京と京都があるみたいな感じです。
Reporter
 今回もレポーターがモデルとして登場です。張さんは上海の大学で日本語を専攻していて、今回のレポートも一生懸命日本語で書いてくれました。ちょっとだけ編集部がお手伝いしましたが、これからも日本語の勉強を頑張ってほしいと思います。




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