究極のダイエット ファースティングで心も体もスッキリ快調!!
健康道場でファースティング体験(午前)
健康道場でファースティング体験(午前)
健康道場でファースティング体験(午後)
絶食療法のメカニズム
Let's try ミニ・ファースティング!!
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ファースティングは、身体の機能を活性化し、充実感を高めます!
 今回、読者体験に参加してくれたのは、大学1年生の森本 夏子さん。夏休みにスポーツクラブに通ってかなり本格的にダイエットしたそうですが、今回は「無理なく持続できるダイエット」ということでこのファースティングに参加。さて、どんな体験をしたのでしょうか?
 健康道場は、絶食療法を行う公的専門施設
 ファースティング体験をしたのは、兵庫県の淡路島にある五色県民健康村「健康道場」。1982年の開設以来、医学的絶食療法や低カロリー療法を行っている
全国で唯一の公的専門施設です。
 道場は、神戸から車で1時間強、海岸線を通りちょっと丘を登ったところにありました。三角屋根が可愛い赤いレンガ風の建物で、これまでに全国各地から2万人以上の人が来訪。ファースティングを体験しているとか。
 ファースティングのコースには、7日間の入門コースから短期(11日間)、標準(16日間)、長期(20日間)、それに体験(3泊4日)があり、各コースとも、前半にファースティングを行い、後半は復食に費やします。私たちは取材と言うことで、1日だけのミニ・ファースティングをさせてもらいました。「ちょっとのぞかせてもらった」って感じですね。
 肥満は「ストレス病」?!
 到着後すぐに入ったのが、9時からの「丹田呼吸法入門」の教室。「絶食するのになんで呼吸?」と思うでしょうが、それは健康道場の道場長、笹田信五先生の話を聞けばわかります。

笹田:世の中には山ほどダイエット法がありますが、残念ながらほとんどが成功しない。はじめは成功したかにみえるものも、それは一時的なものにすぎず、すぐに元の木阿弥になります。人間は体重を落とすことに人生を費やすことはできないんですね。そんなこと空しくって長続きがしないし、それどころか「またできなかった」と自分を責めるので後遺症になってしまいます。要は、それが「ストレス病」であることを理解することが大切です。ストレスがあるから食べてしまう。タバコを吸うのも、お酒を飲むのも、買い物をしまくるのも、みんな同じです。じゃ、ストレスを無くせばいいってことになりますが、現代社会ではストレスは雨のように降ってきます。ストレスのない生活なんて不可能ですよね。ではどうすればいいか?


 絶食と丹田呼吸で、ストレス君さようなら
笹田:日常生活で考えてみましょう。同じことが起こっても、それを強くストレスと感じる時もあれば、笑って許せる時もありますよね。どうしてこの差が生じるのか? それはその時のあなたに充実感と生命力があるかどうかによります。満ち足りている時、力があふれている時には、ストレスなんて感じないでしょ? つまりストレスの解決法は、ストレスと闘うことではなくて、あなたの中に生きている充実感と生命力を高めることなのです。
 では、その充実感と生命力を高めるにはどうしたらいいのか? まずは「身体を活性化させること」、そして「頭をからっぽにすること」です。この二つの条件を満たせば、身も心も明るくなり楽しくなります。そして身体を活性化させるのにはファースティングが、頭をからっぽにするには丹田呼吸法が、最も効果的な方法なのです。

 丹田呼吸で身体はぽかぽか、心はゆったり
 というわけで、丹田呼吸の練習ということになるのですが、生命を維持するシステムには、血圧、心臓、体温、呼吸、胃腸系などをコントロールする「自律神経系」、色々なホルモンをコントロールする「内分泌ホルモン系」、そして細菌や毒素などから身を守る「免疫系」がありますよね。呼吸は、これらのなかで唯一自分でコントロールできるもの。放っておく手はありません。
 丹田呼吸法は、一言で言うと「丹田でする大きな呼吸」です。丹田というのは腹筋のことで、仰向けに寝て少し上半身を起こす腹筋運動をしたときに、一番固くなるところ。息を吸うときには無意識に、この丹田から大きく肺いっぱいに吸い込むようにして、吐くときには丹田と吐く息に意識を集中し決して力まずにイチ、ニ、サ〜ンで息を吐きます。
その練習を3段階で笹田先生と一緒にやりました。詳しい方法を知りたい方は、笹田先生のHPにある「丹田呼吸法の実際」を見てください。

【丹田呼吸法】
http://www.ikasareteruigaku.org/tandenzu1.htm

森本さんは中学高校とコーラス部だったので、腹式呼吸はお手の物。だから丹田呼吸もすぐにマスター。「身体があったかくなってきました」という彼女に、「それは上手くいってる証拠」と笹田先生もOKサインでした。 笹田:普段の呼吸はおなかから胸の間でしますが、ストレスがかかると肩でするようになります。だから肩が凝り、頭痛がするなど自律神経失調症になるんです。呼吸を丹田呼吸に変えましょう。数を数えることに集中して大きくゆっくり呼吸すると、頭はからっぽになります。自律神経系が緊張しすぎている場合はリラックスさせ、疲れて機能低下している場合は適度の緊張を取り戻させて調和を快復してくれますよ。
 若者に多いタイプは「無感動さん」
 次は診察。今日は1食だけのファースティングなので、問診票を見てのチェックのみでしたが、普段はレントゲン検査や心電図も含めて、ファースティングをしてはいけない病気や状態がないか診察を受けます。ちなみに心筋梗塞や脳卒中を起こした方、悪性腫瘍、肝硬変、活動性の肝炎、肺や腎臓の機能不全、胃十二指腸潰瘍、狭心症、心室性の不整脈、やせ型の糖尿病、こうげん病や難病、精神病、急性炎症、発熱のある方はできないそうです。
 昼食までの時間に、ストレス度をチェックする「充実感テスト」をしました。これは20の問いに答えて「爽やか指数」と「不快指数」を出すもので、現在のストレスの状態がよくわかります。森本さんは「爽やか指数」も「不快指数」も50点をちょっと超す「爽やかさん」でした。でも笹田先生曰く、
 「ぎりぎり爽やかさんだけど、点差がほとんどないというのは無感動さん(どちらも50点以下)にも近いんです。今若い人に最も多いタイプで、爽やかじゃないけど不快でもないから、まぁいいか、と何となくそのままいってしまう。エネルギーが不足していて、充実感は高くないですよね」
みなさんもストレス度チェックで自分の充実感をはかってみませんか?
ストレス度チェック!
*「絶食療法」についての内容に関しては、
今回の取材、および笹田信五著『絶食療法』(NHK出版)によります。
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※2004年11月2日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
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