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Sydney
“Hello, from the world!”は、世界の様々な街からのファッション・レポートです。
第32回は、南半球にある美しい港に囲まれた都市シドニーから
アンドリュー&雅子ウォーカー夫妻が写真とお便りを送ってくれました。
街のファッションスナップ Hello! from the world VOL.32
 オーストラリアは広さが日本の約20倍で、人口は約2000万人。私たちが住んでいるシドニーは、2000年にオリンピックが開催されたオーストラリア最大の都市です。南半球にあるので、気候は日本とは逆、今夏を迎えようとしています。ちなみに今日の気温は最高が26度、最低が15度。今週末は30度近くになるようです。とはいえ1年を通じて温暖で、しのぎやすい気候です。ただ1年中日差しが強いので、帽子やサングラス、日焼け止めクリームは必要です。
 オージー(オーストラリア人)はスポーツが大好きなので、この時期になると休日だけじゃなく、出勤前に海でひと泳ぎという人たちをよく見かけますよ。
ブラウンの濃淡が
アダルトシックでクールな装い
 歯科医院で受付をしているヘザー・スミスさんは50代。2度離婚しましたが、最初の結婚で二人の女の子と二人の男の子をもうけ、今は下の娘さんとその夫、それから孫と一緒にシドニーのノースショアに住んでいます。基本的に孫の面倒は見ないことにしていて、日曜日の朝はカフェ・シーンを楽しみ、週に2度はジムに通って、お天気の良い日には4キロほど歩いています。趣味はオーストラリアの国内旅行やキャンプ。洋服を買ったり、それからお友達と一緒に映画に行ったり素敵なレストランでワインや食事を楽しむのも大好きだとか。
 服はデパートやブティックで、できるだけオーストラリア製のモノを買うようにしているそうです。今日のヘザーは、タンクトップにキャミソールの重ね着。裾広のパンツとのバランスがいいし、ブラウン系でまとめてるのもとってもシックだと思います。
ヘザー・スミスさん
不揃いな前髪が動きを感じさせるナチュラルウェーブのベリー・ショート。トップにボリュームを持たせてほっそりしたイメージに。カットと明るいイエローのハイライトは8週間に1度サロンで。
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ヘザー・スミスさん
エリザベス・マトラツェクさん
スパローズ・カラーに赤のコーディネートは
ちょっと渋めのパリジャンみたい
 シドニー東部の郊外、マロウブラ・ビーチの近くに住んでいるエリザベス・マトラツェクさんは、シドニー市役所で公文書の管理をしていています。仕事は2週間のサイクルで、1週目が5日、2週目が4日の勤務。50代で独身の彼女は、休暇にはヨーロッパで旅行したり買い物をするのが大好きで、普段は外食や犬との散歩、週末は友達とのカフェ談議を楽しんでいるそうです。
 ファッションはフランスの服が好きでよく買いますが、シドニー東部の郊外にあるこだわりの店での買い物も気に入っています。週日の仕事中はカジュアルな服装をしていて、この日もストレート・ジーンズにショート丈のタンクトップとコットン・カーディガン。でもジーンズのダークグリーンに、トップのブルーにベージュ、ブラウン、そしてヘアと同じ色のカーディガンのレッドというカラーコーディネートは、なんだかパリの街角が似合いそうですよね。
エリザベス・マトラツェクさん

マッシュルームスタイルのショートヘアは6週間に1度カット。ヘアカラーは4週に1度自分でするそうですが、色合いはヘナのいろいろな赤を試して楽しんでいるようです。
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about Sydney
マーケット クィーンビクトリアビル
【 週末 あちこちでみられるマーケット 】
 新品や中古の衣類、お花、Homemadeのsweet、健康志向のパン等々、大変カラフル。また、有機野菜、お肉、ハーブ等、専門のマーケット日があったりします。
オープンカフェ
【 オープンカフェ 】
 小さな街にも最近は必ず見られるオープンカフェ。
【 クィーンビクトリアビル 】
 地元の人は”QVB”という名で呼びます。外観、内装とも重厚な雰囲気で、文化財指定建造物です。
ショッピングモール
デパートのウインドー
【 デパートのウインドー 】
 デパートのウインドーには恒例のぬいぐるみたちのクリスマスディスプレイが。子供たちは夢の世界です。
【 ショッピングモール 】
 ショッピングモールは“真夏のクリスマス”めざして まっしぐら!
シドニー日和
【 シドニー日和 】
 青い空と海、オペラハウスとボートの白がひときわ映える快晴です。
サーキュラーキー
【 サーキュラーキー 】
 週末、必ず大道芸人が出現。この日は、アクロバットの青年で、ほぼ1時間ほどにわたって妙技を披露。やる方は大変だろうけど、見ているオージーたちは芝生に座り込んだりして、のんびりしたもんです。
シドニー
 オーストラリア大陸の中で最も古く、最も人口の多いプレミアステート、ニュー・サウス・ウェールズ州。その中でも最古の街が州都シドニーで、1788年に最初の移住者が定住。オーストラリアの文化と経済の中心として、中心街にはオフィスビルやホテル、エンターテインメントセンターなどが密集している。
Reporter
 アンドリューさんと雅子さんのウォーカー夫妻が知り合ったのは20年ほど前。豪州横断バスツアーに二人が参加したときのことだとか。ツアー後帰国した雅子さんへのアンドリューさんの凄まじい手紙攻勢が功を奏して結婚。シドニー市役所に勤める典型的なのんびりオージーの夫と、仕事で訪れる日本人ビジネスマンのガイド兼通訳として活躍する大和撫子の妻は、今もとっても仲のいいご夫婦です。




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