年末年始は、"着物+日本髪"で差をつけよ!
日本髪で、"いつもと違う私"に
『たそがれ清兵衛』の宮沢りえ、『ラストサムライ』の小雪、『隠し剣 鬼の爪』の松たか子。どれも自然な日本髪が素敵でした。特に松たか子の"桃割れ"なんか、もうかわいくて、「あれだったらやってみたい!」と思ってしまったのは、私だけでしょうか?
ということで、今回はらしさプロデュースの日本髪ヘアをお届けします。協力してくださったのはスタイリストのサナエさん、リエさん、アサミさん、それに着付けのキミコさんの4人。
"日本髪+着物"で、きっと"いつもと違う私"に出会えるはずです。
日本髪で、"いつもと違う私"に 日本髪で、"いつもと違う私"に
時代劇の"町娘"のイメージで作ってみました。サナエさんが作るオーソドックスで可愛らしい新日本髪です。
BEFORE
BEFORE
FRONT
FRONT
SIDE
SIDE
REAR
REAR
 ▲このページのTOPへ
【スタイリング・ポイント】
日本髪は、前まげ、まげ、左右のびんの4つの部分から成ります。そしてその4つの部分をいかにふんわりと美しく整えるかが、スタイリングのポイント。肩までのレングスがあればOKです。
つむじを囲んで丸い円を描くように髪をとり、まげになる土台を作る。
美しいふくらみ作りのために、ウェーブをつける。大きめのロットでサイド、前髪、バックをリバースに巻く。まげの部分は3つに分けて、上二つを上向きにリバース、下を下向きフォワードで巻く。特にフェイスラインは高さと角度を左右対称にしてきっちりと巻く。
前髪のロットだけ残して他のははずし、サイド部分を耳からまっすぐな線で分ける。
バックとサイドの毛に逆毛を立てる。
土台のカーブに沿って毛タボ(すき毛)を置きピンで留める。
逆毛のボリュームをつぶさないようにして、手ぐしで少しづつ上に持ち上げる。片手に集めた毛束を持ち、もう片方でワックスを少量ずつつけたブラシ(毛の短いものがいい)を、髪の面と平行に軽く動かしながら、表面の毛並みを美しくとき上げる。
まげの根元をゴムで結ぶ。一気に縛るのではなく、数カ所で手を止め、ゴムをひっぱりながら縛るのがコツ。
左右のびんに、スプレーをかけながら逆毛を作る。逆毛は根元にしっかり、上にいくに従って毛を上げながら入れ、根元に置いた毛タボの上に髪をかぶせてピンで留める。丸く膨らませるときには横で、ボリュームを押さえるときには斜め上に引っ張り上げるようにして留める。
前髪に逆毛を入れ、毛タボを置いて留める。その上に、ワックスをつけたブラシでとき上げた前髪をかぶせ、ゴムで結ぶ。
残った前髪は、ワックスをつけて前まげに沿わせる。
まげを上下に2対1で分け、上下ともそれぞれ逆毛を入れ、毛タボを置いて髪をかぶせる。上まげの左右に指を入れ、真ん中から扇形に広げていく。
下まげに鹿子をはさんで、まげの左右に指を入れ扇形に広げていく。
前まげに鹿子を結び、くしで全体の毛流れを整え、飾りの櫛やかんざしをさす。
 ▲このページのTOPへ
和風をあまり意識せず、かわいらしさを演出してみました。

・上まぶたにオレンジ、下まぶたにグリーンのアイラインを入れる。
・眉も、ちょっと短めにして可愛らしい感じに。
・和風のおちょぼ口にせず、自然なカーブで描く。

ただファンデーションをつけるときには、首や襟足につけることもお忘れなく。
 ▲このページのTOPへ
大塚さんが「粋でシックに」と選んでくれた着物でしたが、日本髪と、髪につけた赤い飾り物、そしてギンガムチェックの赤い半襟(襦袢につけるえり)とですっかりかわいいイメージになりました。ヘアと小物でイメージの変わる典型的な例ですね。
着物は何度か着ましたが、こんな暗い色合いの物は初めてです。もちろん日本髪も初めてなので、作ってもらっている間も、へぇ、こんな風にするのかって、とっても楽しかったです。以前かつらをかぶったことがあるんですが、その時に比べると全然重くないし、普通のアップと変わらないですよね。でも鏡に映る自分は普通のアップとは全く違うし、何か自分じゃないみたいです。気分もしゃっきとしますよね。またやりたいです!!
着物とモデルの両方にかかるようにして全身とアップの写真を何点か組み合わせて。
 ▲このページのTOPへ
セレクト法 具体例
キュート ロマン
小物に小技あり
<<TOPに戻る


※2004年12月7日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
「あなたの感想」をお聞かせください。
※上のどれかのボタンを押すと編集部宛てに感想を送信できます
最新のらしさ特集
らしさ特集  バックナンバー