|
|
|
|
|
【 日系移民の歴史
】 |
|
ブラジルにおける日本移民の歴史は、1908年に日本移民781人を乗せた「笠戸丸」がブラジルに到着してから、2008年で100周年を迎えます。現在約150万人といわれる日系人社会に対するブラジル人の評価は、「ジャポーネーズ イ ギャランチード(日本人は信用できる)」。私のような新参者も人種的な差別を感じることなく、日本人であることに誇りをもって暮らすことができます。これは、マラリアや風土病などの厳しい自然環境の下で幾多の犠牲を払いつつも、ブラジルの大地に根を張って活躍してきた日系移民の方々のおかげなのです。
ブラジルでは今、寿司やヤキソバといった日本食が人気で、フェイラ(青空市)には大根、長ネギ、柿、なし、りんごなど、日系移民が広めた野菜や果物がたくさん並びます。ちょうど今の時期(秋)に出回りはじめる柿はフェイラでも「Caqui」と記され、ポルトガル語の辞書にまで載っているほどブラジルの食文化に定着しています(ちなみにブラジル人は熟してやわらかくなった柿をスプーンですくって食べます)。種類は「富有柿」で、手のひらサイズの大きなものまであります。味は日本のと同じです。そのほか、りんごの「フジ」、なしの「豊水」も出ています。夏は枝豆、新ショウガ、スイカなどが出回り、秋から冬にかけて、柿やイチゴ、洋ナシなどが出ています。私は食いしん坊なので、食べ物で四季を感じています。野菜を食べる習慣のなかったブラジルで野菜を作り、食べ方まで教えたという日系移民は、ブラジルの農業に多くの功績を残しています。 |
|
【 ダンス 】 |
|
サンパウロではさまざまな種類のダンス教室が人気。週末などに開かれるバイレ(ダンスパーティ)には老若男女が集い、明け方まで踊り明かします。ダンスの種類も豊富で、サンバ、ボサノバなどの音楽にのせて踊る男女の軽快な足さばきが特徴の「サンバ・ジ・ガフィエイラ」、ブラジル北東部の音楽にのせて踊る「フォフォー」などのほか、ボレロ、サルサ、サンバホッキ(ロック)、パゴージなどが人気です。 |
|
|
|
【
東洋市 】 |
|
毎週日曜日に開かれるリベルダージ(東洋人街)の東洋市。ヤキソバ、寿司、天ぷら、焼きめし、ギョウザなどが人気。日本食屋台のほか、盆栽や竹細工、さまざまな日本語を印刷したTシャツの屋台などが並びます。 |
|
|
|
|
|
|
|
|