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Fond du Lac
“Hello, from the world!”は、世界の様々な街からのファッション・レポートです。
第46回は、アメリカ中北部にある人気の観光地ウィスコンシン州から
ルネー・ボンドさんが写真とお便りを送ってくれました。
街のファッションスナップ Hello! from the world VOL.46
 ウィスコンシン州は、北はスペリオル湖に接し、東側はミシガン湖越しにミシガン州、西側はミネソタ州とアイオワ州に、南側はイリノイ州に隣接。名前は、「我らの住まう地」を意味するアメリカ・インディアンの言葉をフランス語に訳したものがもとになっていて、四季折々の表情豊かな自然に恵まれた土地はビールやチーズの名産地としても知られ、アメリカのスイスと呼ばれるほど国内でも人気の観光地になっています。
 私が住んでいるフォンド・ド・ラック(「池のほとり」という意味)は、中くらいのショッピング街と図書館、ホテル、それからいくつかの大学や学校が建ち並ぶ、人口約4万人のちいさな町です。このところの気温は26度くらいだけど、湿度が高いので実際よりもう少し暑く感じたりしています。
タンクトップにジーンズ
布バッグにサンダル+サングラスは、
まさに夏のステューデント・スタイル
 彼女は友達のターシャ・ホルフォード。映画をみることと思い出をスクラップブックにして残すことが趣味の19歳の大学1年生です。ターシャはちょっと風変わりなネックレス、それにVictoria’s Secretという香水専門店のLove Spellが大好き。
 夏はタンクトップをよく着るそうで、今日はお気に入りのブルージーンズにライトブルーのタンクトップとサングラス。肩から下げているのは民族雑貨店で買ったバッグで、いつも持ち歩いています。アメリカの友達の多くは原色の服をよく買ったりしてるけど、彼女はアースカラーのものや、ユニークなデザインのものなんかに惹かれるとか。”Simple is best”をモットーにしつつも、何か一つか二つ外すことでオシャレを強調しています。
ターシャ・ホルフォードさん
 ワンレングスのミディアムボブ。センター分けしたダークヘアが知性を感じさせます。ターシャはもともとブラウンヘアなのですが、今、黒髪がブームで、かなり長い間自分で黒く染めています。
※画像をクリックすると拡大されます。
ターシャ・ホルフォードさん
ルネー・ボンドさん
Used clothesのチープシック
セレクターのセンスで個性的が光る
 これは私、ルネー・ボンド19歳。趣味は読書と音楽鑑賞で、絵を描いたり船の写真を撮るのが大好きな大学生です。おしゃれも好きだけど、学生だから次々に新しい服を買うお金はないので、常に変わる流行を追いかけるのはやめて、節約に心がけています。そして着心地がよく、それでいて品があって控えめなものを好んで探すようにしています。
 今日はいているローライズのジーンズは、古着屋で見つけたヴィンテージ風。裾の周りにビーズのステッチが入っていて、お気に入りです。薄いコットン地のトップスは、アジアンテイストでいいでしょ? 別の古着屋で見つけたビーチサンダルも、鼻緒にビーズのステッチが入っています。
ルネー・ボンドさん

 全体に少しだけ削ぎを入れたショートボブ。サイドをはねて60年代風にしています。私のヘアもヘアダイしたものです。
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about Fund du Lac
【 ウィネベーゴ湖 】
 フォンド・ド・ラックの町はこの湖のほとりにあります。
ウィネベーゴ湖
ウィネベーゴ湖
ウィネベーゴ湖
【 ウォールアイ・ウィークエンド 】
 ライドサイドパークで開かれるお祭りで、公園のいろんな場所にステージが設置され、バンドが演奏します。メリーゴーラウンドはいつでも子ども達に人気です。
ウォールアイ・ウィークエンド
ウォールアイ・ウィークエンド
【 食事 】
 ポークステーキと蒸しアスパラガス、ポテトサラダ。この辺の最も伝統的な食事です。
食事
【 アートミュージアム 】
 図書館の向かいにある「ウィンドハバー(windhoverはハヤブサの意)センター」というアートミュージアム。
アートミュージアム
【 歴史的建造物 】
 町にある歴史的建造物。昔は修道院として使われていました.建築にも興味があるので、古い建物の写真もよく撮ります。
歴史的建造物
ウィスコンシン州
 ウィスコンシン州は、アメリカの心臓部と呼ばれる中西部のそのまた中心にある工業・観光・酪農などバランスのとれた工業州です。また三方をミシガン湖、スペリオル湖、ミシシッピー河に囲まれ、大森林を抱くこの地は、四季の変化に富んだ美しいところで、北海道とほぼ同じ位置にあります。教育熱心な州としても知られ、1989年からは、高校で日本語が選択科目になっています。
Reporter(ルネー・ボンドさん)
 「フォンド・ド・ラック生まれのフォンド・ド・ラック育ち。現在大学で数学を専攻しています。とても小さな町ですが、日本の皆さんに知ってもらえて、とても嬉しいです。どうぞ遊びにきてください。素敵なところですよ」




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