タカラベルモント株式会社
2015.5.13 10:00
タカラベルモント株式会社(代表取締役会長兼社長・吉川秀隆/本社・大阪市中央区)を始めとするタカラベルモントグループでは、2015年全国有力代理店会を4月15日(水)に、ルベル政策発表会を16日(木)にリーガロイヤルホテル(大阪)において開催し、15日は158名(海外も含む)、16日は121名が出席しました。
2014年度の業績報告と経営方針を発表する吉川秀隆代表取締役会長兼社長
15日の会議では、まず吉川秀隆代表取締役会長兼社長が 2014年度の業績報告と中期経営計画をはじめとしたグループの全体の経営方針を発表。次に野口耕永取締役(理美容サロン事業本部副本部長兼理美容事業部長)による理美容事業方針、吉川朋秀取締役(理美容サロン事業部副本部長兼ルベル事業部長)による化粧品事業方針の発表と続き、その後は展示会場ツアーと表彰式典を開催しました。
冒頭、挨拶に立った吉川会長は、2014年度の業績について国内外のグループの連結売上高が632億円と報告。2014年度よりスタートした第二期の中期経営計画「リジリエント・カンパニ−へ」を2015年度も推進していくと宣言しました。また、本年度の大きな動きの1つとして、世界最大級の美と健康のランドマーク・理美容トータルショールーム「TB-SQUARE(仮称)」の建設をスタートさせ、国内サロンのみならず海外のサロンや一般の人にも訪れる度にワクワクするような提案を行う場として、来年秋の創業95周年を迎える時期に合わせてオープン予定である事を発表しました。
また、本年7月には理美容事業の基幹工場である滋賀機器工場に新技術棟が完成予定であること、さらにデンタル機器の製造拠点として昨年度ベトナムに立ち上げた「ベルモント マニュファクチャリング」と、その販売拠点としてのシンガポール共和国に立ち上げた現地法人「タカラベルモント・シンガポール」により、現在、世界70カ国で約5千台を販売しているデンタルチェアを1万台にまで引き上げ、ASEANを含めた全世界へ「美と健康」に貢献するビジネス展開を図っていくと話しました。
理美容事業においては、全ての活動において原点に立ち返り、「定番新価値」をテーマとして事業活動を行うと発表。数十年後に世の中の「定番」になることを目指した「新たな価値」を創造し、サロンに永く大切に安全に快適に使われる他に真似のできない製品づくりを続けていくと、同社のものづくりへのこだわりを紹介したVTRを交えながら話しました。そして最後に、2016年10月3日(月)・4日(火)に「TWBC(タカラ・ワールドビジネスコングレス)2016」をパシフィコ横浜で開催することを発表しました。
理美容事業方針を発表する野口耕永取締役
続いて、野口取締役が理美容事業方針について発表。2014年度は、高価格・高品質の商品が前年を上回る業績をあげた事を報告し、2015年度は「定番新価値」をテーマに、大きく 2つの戦略を実践すると述べました。1つ目は営業戦略として昨年度から実施している、全国のサロンを1軒1軒訪問する顧客密着営業を今年度も継続して推進すること。具体的には、バーバー市場・ビューティ市場・エステティック市場・ネイル市場に専任の営業担当が様々な情報を提供するとともに、訪問先の情報収集・構築により確実に早い段階で製品アプローチを可能にする。その活動により代理店と共に理美容業界を盛り上げていきたいと話しました。
2つ目は製品戦略。これまでローラーボール、YUMEなどのように革新性のあるロングセラー商品を生み出しており、このような製品を今後も確実に生み出すことに全力を注ぐべく、昨年末に組織も改編し全社をあげて取り組んでいくと話しました。その他、大人の男性向けのサロンづくり提案「IKIMEN(イキメン)プロジェクト」を引き続き提案。世界的なバーバーブームを日本の理容業界にも着実に呼び込むことや、地域密着サロンが繁盛するためのコンセプト「SUITE BEAUTY(スイートビューティ)」についても、ヘアメニューだけでなくネイルやスキンケアなどのメニューをワンストップで行える空間づくりと共に、昨年に引き続き提案をすすめていくと説明しました。
また新製品としては、家具ブランド「bina(ビーナ)」とコラボレーションしたスタイリングチェアや、理容組合のキャラクター「バーバーくん」と共に理容業界を盛り上げるべく特別仕様を施した理容椅子、iPadで使える「SALON POS Lite(サロンポス ライト)」 などの発売や、エステシモのスキンケアライン「PLEACERT(プレサート)」が6月に店販商品を発売予定である旨を発表しました。
化粧品事業方針を発表する吉川朋秀取締役
化粧品事業方針については、吉川取締役が発表。サロンビジネスの深化と活性化のために、サロンそれぞれのコンセプトに合った空間や機器、スタッフ技術、オペレーションなど一気通貫に提案することで、化粧品を使用したメニューの価値を上げていきたいと話しました。 また、研究開発、生産設備、物流拠点、サロンとの接点の4つを強化することで、より安全・安心な製品をタイムリーに様々な情報と共にサロンへ届けられる体制を整えていくと述べました。 さらに、社会貢献につながる活動として、滋賀化粧品工場をはじめとした太陽光発電設備の導入や、2004年より協賛会員としてサポートを行っている「瀬戸内オリーブ基金」について、より深く活動に携わっていく旨を話し、15日の代理店会義を終えました。
その後、同ホテルに設けた展示会場の見学ツアーを行い、新製品の紹介や同社の歴史やグローバル展開、製品開発や品質に関してのこだわり、給湯機など水回り機器の重要性やサロンが抱える様々な課題への解決提案などの展示を、営業担当者などの説明を交えながら見学。工場で実際に行われているレザーの張り工程や品質試験が実演されたり、同社が提案するサロンを実際につくり体験も行われました。そして、夜には表彰式と懇親会が行われ、講談師・旭堂南海さん、歌手の木村弓さんとピアニストの中川俊郎さんをゲストに迎えた公演、さらに理美容・ルベルの優秀代理店の表彰式が行われ吉川会長からトロフィーが手渡されました。
左上/2015年の施策を発表する河内良員化粧品マーケティング部部長、右上/全国有力代理店会の模様、左下/会場に設けたタカラベルモント展示会場、右下/新ヘアケア製品「viege」の展示ブース
16日にはルベル政策発表会を開催し、吉川朋秀取締役がルベル事業部の2015年度方針とテーマ、中期ビジョン、続いて河内良員化粧品マーケティング部部長が2015年の施策を発表しました。 まず最初に吉川取締役は、ルベル事業部の2015年の方針として「伝達」「共感」「創造」の3つのキーワードを掲げ、全国の代理店とのパートナーシップをより強固に確立しながら「プレミアムビューティ」をテーマにより良い商品の開発と提供を行うと述べました。そして中期ビジョンとして「品質のルベル」を目指し、市場創造型製品の投入を続けることを発表しました。また、教育テーマ「即戦力化」の一環として、35年間続くコンテスト「DREAM(ドリーム)」を紹介し、ヘアデザイナーとともに真摯に歩むルベルの姿勢を示しました。続いて河内良員化粧品マーケティング部部長より、2015年の具体的な施策が発表されました。「プレミアムメニュー」展開の中核となる市場創造型製品である新ヘアケア剤「viege(ヴィージェ)」 、新アイテムを含むスタイリング「TRIE(トリエ)」、メンズライン「THE Ō(ジオ)アイスミントスパ」、そして昨年発売したエイジングカラー「MATERIA G(マテリアジー)」について教育プログラムやプロモーション活動を発表しました。
左上/工場で実際に行われているレザーの張り工程の実演、右上/アイラッシュとネイルの実演風景、左下/オトナメンズを対象にした新提案のサロンブース、右下/展示会場の見学ツアーの様子
posted by らしさ編集部
2015.5.13 10:00 upd
Category: イベントニュース