タカラベルモント株式会社

2018.12.26 13:20

タカラベルモント主催医療イベント「ホリスティック医療と延命を考える」

理容室・美容室、エステ・ネイルサロンおよび歯科・医療クリニックの業務用設備機器や化粧品・空間デザイン等を手掛けるタカラベルモント株式会社(本社:大阪・東京/吉川秀隆会長兼社長)は、人々の美と健康をサポートする企業として、シニア層の健康寿命を延ばすにはどうすべきか、そして最終的には、命の終わりをどのように受け入れていくのかを考えるきっかけとして、12月16日(日)に、同社の美の情報発信地「TB-SQUARE」(大阪市中央区)にて医療イベントを開催。100 名を超える参加者を得ました。

□企画背景
超高齢社会が進む中、先日開催が決定した大阪万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」。そしてサブテーマは、「多様で心身ともに健康な生き方 持続可能な社会・経済システム」です。また、現在政府も健康寿命促進に力を入れています。一方で医療の進歩に伴って、最終的には命の終わりまでをどのように受け入れていくのか、高齢者本人だけでなく周囲の人々のあり方も問われています。
その中で、歯科・医療事業を行う企業として、タカラベルモントは、一般消費者に対し、予防医療への知識を高め、終末医療までの適切なクリニックとの付き合い方を情報として提供することが必要と考えました。そこで、今回医学博士や歯科ドクター他を講師に、シニアを対象としたイベントを企画。バンド演奏なども入れて、来場者が楽しみながら知識を得られるイベントとしました。
 



□イベント
イベント冒頭、デイサービスの運営から、接客業・販売業に携わる人々などへの高齢者に関する一般知識を得るための「シニア検定」の策定まで、高齢者事業を幅広く手掛ける江端ひとみ氏(株式会社グローリア 21 代表取締役)が、日本の超高齢社会の現状について説明。今後高齢者を支える若者が減少する中、負担を減らすためには、いかに健康寿命延伸が大切であるかを示しました。
そして次に登壇したのはウォーキング講師の竹澤 摩佑子氏(株式会社マティ代表取締役)。「“一生自分の足で歩く”ため、歩くときに心がける5つのこと」と題したセミナーでは、正しい歩き方のフォームを身に付け移動手段の「歩く」を「トレーニング」化することを提言し、正しい姿勢と歩き方の5つのポイントを実践でレクチャー。受講者も立ち上がって熱心に足を動かしていました。
3番目は、西宮のけいデンタルクリニック院長 岡本 啓氏。「舌のトレーニングで健康寿命を延ばしましょう」というテーマで、口内の健康の大切さを説き、そのためには舌を正しい位置にして口呼吸を防ぐこととして、日常に取り入れられる舌の体操を紹介、思わず受講者も自分の舌を動かしていました。
次に登壇した、ドライマウス認定指導師で看護師免許も持つみきしほ氏は、老化やストレスなどが原因で唾液が減り、口内環境が悪化、これが誤嚥なども招くと説明し「若返りを目指す方のための唾液腺マッサージ」というテーマに沿って、自分でできる唾液腺マッサージを会場と一緒に行いました。
セミナー最後に登壇したのは医学博士で照葉の里箕面病院 副院長の日裏 彰人氏。ここまでは健康に歳を重ねるための情報でしたが、ここでは、終末医療に日々取り組む日裏氏が実例に基づいて、「『延命』を考えてみよう」と、「延命」をどの時点でどのように考えるか、そのヒントを提供し、受講者が改めて考えるきっかけとしました。
最後に、ここまでの5つのセミナーについて、大阪教育大学副学長 吉田晴世氏が鋭い指摘も織り交ぜつつユーモア溢れる講評を行いました。
 
第二部では、同志社グリークラブOBで編成されたコーラスグループ「THE WILD ROVERS」が、参加者の年齢層に合わせた懐かしい音楽やクリスマスソングを美しいハーモニーで歌い上げ、受講者の心を和らげていました。
 
参加者は70代を中心に40〜90代までの男女が、大阪・兵庫・奈良などから100名以上来場。終了後は「参考になったので、明日から早速実践したい」「是非また開催して欲しい」という感想が多く、好評のうちに終了しました。
 

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posted by らしさ編集部

2018.12.26 13:20 upd

Category: イベントニュース

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