ヘアケア成功の秘訣“ホームケア”なぜホームケアが必要？～秋の美髪は、ヘアエステ＆ホームケアから -Rasysa/特集-

サロンのヘアエステで軽減されたダメージも、そのまま放っておいたのでは元の木阿弥。効果を持続させ更にダメージを改善するのは、やっぱり自宅でのホームケアです。
PLAISIRのスタイリスト、志田佳優さんに、ヘアケアを成功させるための充実したホームケアについて、聞きました。

髪のダメージはいろいろな原因で起こります。パーマやカラーリングによる毛髪の損傷、スタイリング剤やシャンプーなどによる頭皮の損傷、内臓の病気やストレスなどによる毛根の損傷、もちろん紫外線による毛髪や頭皮の損傷などなど、実際にはその原因もダメージもいろいろのものが重なってかなり複雑な状況です。

「でも髪は抜け替わるし、皮膚だって古い角質はどんどん新しくなるでしょ」という声が聞こえそうです。もちろんそれは事実。でも前の状態が悪いと、新しいものも「ばっちり新品、問題なし」というわけにはいきません。今回ヘアエステの施術をしてくれたスタイリストの志田さんも、こう言っています。

「ヘアケアするのは、もちろん今の髪や頭皮を大切にすることでもあるんですが、それよりも次に生えてくる髪のためなんです。これはあせらずじっくり、毎日毎日やらないとだめですよね」

そのための最も効果的な方法は、髪の専門家であるサロンに行って、まずはダメージの状態を正確に把握し、それに対する適切なヘアケアの方法を教えてもらうことのようです。そして成功のポイントは、「毎日つづけること」。ということは自宅でやるホームケアが一番大切だという事ですね。

髪の毛は，皮膚にかくれた部分の毛根、外に現れた部分の毛幹、そして先端の毛先からなります。髪は毛根の一番下にある毛乳頭が毛細血管から栄養を集めて毛母細胞を作り、新しい細胞が古い細胞をどんどん上に押し上げると同時に、古い細胞は水分を失い「毛」に変化。これが角化と呼ばれるもので、変化してできた毛は1日に0.3から0.5ミリづつ成長し、頭皮から顔をだします。ということは、毛母細胞は皮膚の下で生まれ活発に分裂を繰り返しながらもすぐに死へと向かい、皮膚から出るころには完全に「死んだ」状態になっているというわけです。そして1本の毛は男性で2～5年、女性で4～6年で毛根の寿命がつき、毛根部でも角化が始まって、約2週間で成長が休止。脱毛とともにその生涯を終えることになります。
さて髪のトラブルですが、上記の内容に即して言うと、パーマやカラーリングなどによって起こるダメージは、主に毛幹の損傷で、シャンプーやスタイリング剤によるのは接触性皮膚炎などにもつながる頭皮の損傷、そして内臓疾患やストレス、栄養障害などによる脱毛は毛根の損傷、ということになります。

  毛根の損傷ですが、これはもう病気を治し、睡眠不足や運動不足、それにストレスをなくして毛母細胞の活動を活性化するしかありません。
  頭皮の損傷については、言ってみれば肌の手入れと同じこと。毛穴の汚れや余分な皮脂をとることで、いつでも表面を清潔に保ち，マッサージなどで血行をよくして栄養分を補給します。
  そして毛幹、いわゆる髪の毛の損傷ですが、これはすでに死んだ細胞だということがポイント。つまりダメージに対して予防したり進行を遅らせる事はできても、再生は不可能だということです。
  ということは、頭皮や髪にとって大切なのは、自分に合ったヘアケア剤で、地道に毎日、焦らず、諦めずに、髪や頭皮をいたわること。つまりヘアケアを成功させる秘訣は、「いかにホームケアを効果的に行うか」というところにあるようです。

PLAISIR (プレジール)

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