美容師さん必見!マテリアルカール最新テクニック解説
さまざまなホット系パーマが話題を集めている今、新たにシステアミンを還元剤にした『マテリアルカール』が登場しました。『前処理剤』『カール剤』『定着剤』の全3アイテムで構成されたこのカーリングシステム。そのテクニックを紹介します。

クセのないストレートに優しいカールを。クセのないふつうの髪質で、やや毛量が多い状態。カラーは10トーンのブラウン系で、毛先にややダメージが見られるドライヘアです。きれいなストレートに優しいカールを施します。

アドバイス:これがリヴァージュ流!
rivage代表 柏木ゆたかさん
フォワードカールをメインにした、なめらかなパーマヘアを提案します。ワインディングはロッドを収める位置を計算して、セクションごとに段差をつけ、ボリューム感を調整しています。耳上のみリバースカールでアクセントにして、女らしく優しい質感に仕上げました。
マテリアルカールは、システアミンを還元剤にした、コスメ系カーリング剤です。このカーリングシステムは、デジタルパーマの器具で施術を行うため、加温することで薬剤の効果が発揮されます。カールは、ロッドに接着する部分にかかりやすいので、中間部分にカール感を求める場合は中間巻きにします。また、カールを求めない部分は、その上に巻くことでゆるめの質感になります。クセつけ風のパーマとして、またダメージが不安な人に最適なパーマシステムです。デジタルパーマのリタッチや、デジタルパーマ離れを防ぐことができるパーマと言えるでしょう。
ピックアップアイテム
簡単システムのマテリアルカール
マテリアルカールは、前処理剤、カール剤、定着剤の3アイテムで構成されたダメージ毛やカラー毛に最適なパーマシステムです。


カール作りをサポートする前処理剤
『まえつけ』
マテリアルカールに欠かせない『まえつけ』は、髪のダメージを補いながらカール作りをサポートします。

1剤はシステアミン主剤のカール剤
『ふわふわ』
システアミンを還元剤にした『マテリアルカール』なら、髪に負担をかけずにカールを作ることが可能です。

2剤はムースタイプの定着剤
『あとつけ』
マテリアルカールの2剤として使用する定着剤の『あとつけ』は、ムースタイプで髪に優しい薬剤です。
テクニックプロセス

カウンセリング。ダメージ具合や硬さなど髪質をチェック。健康毛やバージン毛にはかからないので注意します。

前処理。毛先を中心に、カールを求める部分と薬液処理を行う部分に『まえつけ』を塗布します。

1剤塗布。クリームタイプのカーリング剤『ふわふわ』を塗布。ワインディングはつけ巻きで行います。

ワインディング。ネープは18mmのロッドで平巻き。毛先から中間まで、2回転で巻きます。

ミドルセクションは22mmのロングロッドでバイアスにワインディング。毛先を少しずらして、やや縦気味に中間まで巻きます。

サイドは20mmのロッドで斜めにパネルを引き出して平巻き。毛先から2回転だけワインディングします。

サイド上部は、24mmのロッドでリバースにワインディング。中間巻きで毛先を少しずらします。

トップは、24mmのロングロッドでフォワードにワインディング。厚めにパネルを取って中間巻きにします。

前髪はこめかみまでをワインディングせずに、ストレート感を生かすためにそのまま残します。

ワインディング終了。デジタルパーマ用のロッドを使用しているので、コードを接続して15分間加温。設定温度は50度にします。

2剤塗布。定着剤の『あとつけ』をロッドアウト後に塗布し、3〜7分間自然放置。その後、プレーンリンスします。

スタイリング。全体的にドライした後、軽くフォワードにツイストしながらドライ。カール感を再現します。

お問い合わせ:アートクライム/TEL.052-339-0903
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