3種類の組み合わせで白髪染めやおしゃれ染めまで対応

塩崎／以前はヘナカラーでデザイン提案をさせていただき多くの方が興味を持たれました。今回は、そのヘナカラーにプラスして2種類のハーブカラーがラインナップされ、カラーの提案が広がったように思います。

森／現在、ピアンタカラーシリーズとして医薬部外品のピアンタカラー（3色）、化粧品登録のハーブカラーピアンタ（6色）とピアンタヘナ（7色）をご用意しています。いずれも、生薬とハーブとタンパク質をブレンドして、髪と頭皮に優しい植物系染毛剤としてご提案しています。

石川／実際に使用してみて、明るい髪からトーンダウンしたいお客さまや白髪が気になる方、あるいはダメージや髪質が気になり、ハリやコシやツヤ感を求める人に最適だと思いましたね。仕上がりも美しくデザインの幅が広がったと思います。

森／3種類のカラー剤の組み合わせで、白髪染めやファッションカラーまで対応できます。また、髪質もしっとりとしながらサラサラ感のある髪になり、同時にハリ・コシ・ツヤが出るのが特長です。

体質の変化に対応した植物効果の重要性に着目

塩崎／私が感じたのは仕上がり感や髪質の改善だけでなく、ミックスの比率で幅広い色味が調合でき、ニオイが少なくて不快感がないところもいいと思いました。また、デトックスでトリートメント効果があるのも他店と差別化しやすいメニューですね。

森／美容師の皆さんが確かな技術を施しても、仕上がり感が損なわれるのは毛髪に残留しているシリコンやポリマー等が原因です。デトックスはハーブエッセンスを使用して髪に付着したシリコン類を除去するだけでなく、スキャルプエステの効果もあります。

石川／デトックスはカラーだけでなくパーマや他のメニューにも対応できるいいシステムだと思います。技術に入る前に、前処理と同様に髪や頭皮を美しくリセットすることは大切ですからね。このハーブカラーで注意するポイントは何ですか。

森／ハーブカラーはトーンアップが難しくアルカリカラーより放置タイムが長いという問題点もあります。でもそれは、目的に応じて商品を使い分けることでクリアできます。それ以外に、アルカリカラーにないメリットがたくさんありますから。ただ、私たちが植物系カラー剤に目を向けたのは、現代人のライフスタイルが大きく変わり、それによって体質も変化してきたのが理由です。身体のバランスが崩れ始め、それによってアレルギー体質の方が増えているのではないかと。そこで、低刺激で髪と頭皮に優しい植物効果の重要性に着目しました。実際に多くの方に、天然ハーブの良さを体験してもらいたいですね。