Special Talk/apish×rivage×TAMARISSpecial Talk/apish×rivage×TAMARIS

apish 佐藤大× rivage武田雅俊×TAMARIS 広報 玉井充子/システインパーマで広がるパーマの可能性システインパーマで広がるパーマの可能性

今や、パーマはデザインの幅が広がっただけでなく、ダメージを抑えて美しい髪に仕上がり、さらに再現性や持続性の高い技術に進化しています。そんなパーマの今後を見据えながら、今回の特集でコラボレーションをしていただいたapishの佐藤 大さんとrivageの武田雅俊さん、さらにTAMARIS広報の玉井充子さんを交えてシステインパーマの実感を語っていただきました。

apish、apish Rita 総店長
佐藤 大さん

確かなテクニックと豊富な知識で、多彩なデザインを提案。特に自然でゆるやかなパーマが得意で、メーカー専任講師として各地のセミナーでも高い評価を得ています。

rivage スタイリスト
武田雅俊さん

モードからナチュラルまで、幅広いテイストを提案するオールラウンドなスタイリスト。 パーマやカラーリングの技術を駆使して、再現性重視のデザインを提案します。

TAMARIS 広報
玉井充子さん

『美しいヘアスタイルは髪の健康から』を第一理念に考えた商品開発と、『グローバルな視点でサロンワークをサポートする』というワールドワイドな経営戦略を進めています。

柔らかい質感を立体的に表現し持続させる秘密とは?柔らかい質感を立体的に表現し持続させる秘密とは?

佐藤/最初にシスカールリッチを使用して驚いたのは手触りのよさですね。今までにないしなやかさで、髪が本当にソフトになるんです。今までホット系のパーマを使っていてその硬い質感に慣れていましたから、この柔らかさは衝撃的でした。お客さまもすごくいいと評判です。しかも、再現性が高いのでデザインの幅が広がりますね。

玉井/シスカールリッチで柔らかいパーマがかかるのは、主成分のシステインの働きです。さらに、5つの成分である『18-MEA』、『カチオン化シルクPPT』、『ベタイン』、『8種類のアミノ酸』、『小麦PPT』がサポートして、従来のシステインパーマよりさらに柔らかさを実現しています。

武田/私も同じように、手触りのよさを実感しています。しかも、ダレの少ないしっかりしたウェーブ形成力が気に入ってます。今までのシステインパーマなら、形成力が弱すぎてカールがダレていましたからね。そんな、しっかりしたリッジ感も魅力ですね。それが、再現性の高さにつながっていると思います。

玉井/ウェーブの形成力は、パーマのシステム的な部分にも関係しています。それは、クリーピングシステムです。クリーピングとは、第1剤の水洗後に40℃の熱で再加温することで、しっかりしたリッジのあるウェーブを形成する働きです。この操作により、立体的なカール感とウェーブの持続性をアップします。シスカールリッチは、クリーピングシステムに対応したパーマ剤です。

カールコントロールが可能なので再現性が高いカールコントロールが可能なので再現性が高い

佐藤/デザイン的な部分では、地毛を伸ばす感覚で自然にカールをコントロールできるのがいいですね。チオでかけたパーマとは違って、自然乾燥させてもカールが蘇るし、スタイリング剤をつけずにドライしただけでなめらかなCカールにもなります。半ドラならその中間のカール感が。だから、お客さまにはその日の気分で3パターンのスタイリング提案が可能になりました。これが再現性の高さだと思います。

武田/シスカールリッチに関して、rivageでは『クリープ・パーマ』というメニューにしてお客さまに提供しています。例えば、操作性の面で考えると、10分のクリーピングタイムは1工程の手間がかかります。しかし、クリープパーマとして他のパーマメニューと差別化すれば、お客さまも納得されますしサロンにとってもメリットはあります。

玉井/そんな新しい提案は、私たちにとっても非常に嬉しいアイデアですね。ただ、このシスカールリッチは、クリーピング対応型のパーマ剤で、必ずしもクリーピングしなければかからないという薬剤ではありません。ウェーブがダレずにしっかりしたリッジ感を長持ちさせるのが目的ですから、そのよさをお客さまにも実感していただきたいですね。

佐藤/私は今、ほとんどのパーマでこのシスカールリッチを使用しています。商品は、お客さまに気に入ってもらう前に、まず私たち美容師が気に入ることが大前提で、そのために薬剤の特長をしっかり把握することが大切です。私は、お客さまをもっと美しくしたい、毎日のスタイリングを簡単にして再現性を高めたいと常に考えて使用しています。

ダメージに対応したサポートアイテムで美しい髪にダメージに対応したサポートアイテムで美しい髪に

武田/今、お客さまはパーマに対してあまりいいイメージを持っていないですよね。やはり、ダメージを与えない、手触りをよくする、スタイリングがラク、持続性があるなど、パーマのメリットをもっと出していく必要があると思います。私はコスメ系のRCを使っていますが、カラー毛への対応や新しい提案をするために安心して使っています。

佐藤/私は逆に、しっかりしたウェーブを出したいので、医薬部外品のRRを使っています。ダメージ面でもまったく問題はありませんね。シスカールリッチはサロンが提案したいデザインや、お客さまが求めている質感に応じて2種類の薬剤で対応しているので、非常に幅の広いデザインが創作できると思います。

玉井/ダメージ対策としては、前処理剤のプロディレクトCe+が大きな効果を発揮していると思います。施術も、塗布して流すだけなので美容師さんにとっても簡単な処理です。しかも、髪を保護しながらセラミドを浸透させるので、非常に美しくパーマが仕上がります。また、ストレートパーマなど用途が広いのも特長です。

佐藤/これからは、極力ダメージがなくプロの仕上がりがお客さまでも簡単に再現できるのがパーマに求められる要素だと思います。むしろ、パーマをかけたことで髪がきれいになって可愛くなり、楽しさを実感してもらえるようになればいいですね。その人のライフスタイルにまでいい影響を与えるような、そんなパーマを提案していきたいです。

武田/やはり、パーマの悪いイメージを払拭するために、私たちが確かな技術とデザイン性で新しいスタイル提案をしていかないといけません。そのために、メーカーさんとの連携でいい薬剤を提供していただき、多くの女性が美容室に行く時は必ずパーマをかけるというそんな気分になってもらえるといいですね。

スタイルコレクション/アレンジコレクションスタイルコレクション/アレンジコレクション

Hair/Xel-Ha、apish Rita、GARDEN、Abbey、rivage Photo/生駒由美 Stylist/森外玖水子 Text/前田正明 構成/らしさ編集部
取材協力:Xel-Ha、apish Rita、GARDEN、Abbey、rivage

※2009年10月6日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
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