ハサミによるカットとはひと味違うレザーカットの特長やメリットなど、スタイリングレザーに関する疑問にお答えします。
スタイリングレザーでカットすると
どんなスタイルになりますか?
生まれます!
レザーカットは基本的に、刃を寝かせてスライドさせながら髪をカットします。従って、ハサミのように断面がブラントではなく、斜め切りの状態でカットされます。そうすると、毛先がソフトになり柔らかい質感が作りやすくなります。ハサミでラインやベースを切り揃えて、スタイルに質感や表情を求めたい場合はレザーを用いるという、そんなコラボレーションが新しいテクニックです。ハサミかレザーのいずれかではなく、両方の特長を生かして併用したテクニックがこれからの新しいカット技法となるでしょう。
レザーでカットすると枝毛や
ダメージなりませんか?
しなければ大丈夫!
レザーカットは、切れ味のいい刃を使用すればほとんどダメージにはなりません。ダメージになるのは、切れ味が悪くなった刃を使った場合で、キューティクルを損傷しそこから枝毛などの物理的損傷毛になると言われています。これはハサミも同じです。また、必要以上にブラッシングをしても髪を傷つけますし、パーマやカラーによる薬液処理を繰り返してもダメージを与えますから、レザーカットだけがダメージを与える大きな原因とは言えないでしょう。いずれも、日頃からケアをして髪をいたわるように心がけてください。
レザーカットのザクザクした
音が気になります・・・
切れ味が蘇ります!
レザーでカットをすると、ザクザクとした音を発する場合があります。これは、小刻みに刃をストロークさせるカット技法による場合もありますが、実は刃の切れ味が劣っている時に大きな音が出る原因となっているようです。つまり、1枚の刃で大勢の髪をカットすると切れ味が低下しザクザクした音が聞こえるのです。レザーカットを得意としている美容師さんは切れ味が低下する前に刃を交換し、さらに1人に1枚の刃を使ってカットしている人もいます。スタイリングレザーはその場で新品の替刃に交換できるので安心です。
レザーを使ってカットをすると
危なくないですか?
付いているので安心です!
レザーは刃がむき出しになっているので肌を切ってしまうという恐怖感を抱いている方がいるかもしれませんが、このスタイリングレザーは替刃の1枚1枚にコームガードが装着されているので安心です。従って、直接刃が皮膚に触れることがないので、カットにおける危険性がまったくありません。しかも、このコームガードの効果により、髪をザックリと切り落としてしまう失敗もないのでさらに安心。替刃には、レギュラータイプとさらにカット量を減らしたセニングタイプがあるので、髪を切りすぎることがありません。