JOEWELL シザーズ Cut Technique3 大西和也がレクチャー|コンベックスで毛先に柔らかさを与える

毛先に柔らかい質感を与えるため、ミドルセクションを丸みのあるコンベックスラインでカットするテクニックです。内部の毛量調整もしっかり行います。

Counseling/ペタンコでボリュームのない髪をカットでふんわりさせる

髪質はやや細くて柔らかい軟毛です。さらに毛量も少なくペタンコでボリューム感のない状態。そこでカットでふんわりさせます。

Advice

ベースカットで
質感の出やすいフォルムを作る

AFLOAT NAGOYA 店長 大西 和也さん

毛先に柔らかい質感を与えるために、ベースカットではミドルセクションを丸みのあるコンベックスでカットを行います。ドライカットは軽さを出したい部分は毛先付近にレイヤーセニング、量感を調整したい耳後ろは根元付近からグラデーションラインでインナーセニングを入れます。

Technique Process

1/バックのアウトラインをカット。ブラントカットでラインを揃える。使用するハサミはXPG-60。

2/サイドにつなげる。少し前上がりのラインで切り揃える。

3/フェイスラインのカット。パネルを前方に引き出してレイヤーの角度を上げる。

4/表面にレイヤーを入れる。チョップカットでラインをぼかす。

5/ミドルセクションのカット。コンベックスで丸みを与えながら表面とアウトラインをつなげる。

6/モヒカンラインのカット。パネルを前方に傾けてチョップカット。放射線状にパネルを展開して全体にレイヤーを入れる。ベースカットの終了。

7/ドライカット。サイドの毛先をチョップカットで約5cmほど間引く。使用するハサミはXPG-W17。

8/前髪のカット。パネルを前方に傾けて刃先を使って根元付近を優しくカット。使用するハサミはXPG-2T30。

9/チョップカットでアウトラインをぼかす。使用するハサミはXPG-G14。

10/オーバーセクションはパネルを真上に持ち上げて毛先付近にレイヤーセニングを入れる。使用するハサミはXPG-W17。

11/ミドルセクションは根元付近からグラデーションラインでインナーセニングを入れる。

12/フェイスラインはパネルを前方に引き出して中間部分にセニングを入れる。

13/カット終了。

Cut Technique 伊藤喜代美がレクチャー 毛量の多い髪をボリューム調整する|Next

Hair/大西和也(AFLOAT NAGOYA) Make/山口夏実(AFLOAT NAGOYA) Photo/生駒由美 Text/前田正明 構成/らしさ編集部
取材協力:AFLOAT(アフロート)

※2015年3月3日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税8%の税込価格です。
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