TECHNICAL PROCESS 坂巻哲也が解説する アンヴィエ ヘアカラーテクニック 新生毛と既染毛を塗り分けて均一の色味を叶える

カラーリングで大切なことは事前のカウンセリングとカラー剤の選択です。新生部分の根元、既染部分の中間、さらに毛先と部位によって髪の状態は異なります。そこで、均一の色味と発色を叶えるテクニックをご紹介します。

BEFORE

根元・中間・毛先を均一にして
上質な発色を求める

髪質はやや硬くてうねるクセがあります。色素はハチまわりが明るく褪色しており、毛先に色味が少し残っている状態です。根元の新生毛は約2cmです。上質な発色とツヤ感を求めるため、8レベルのブラウン系カラーで全体を均一にします。

美容師さん必見!坂巻哲也が教えるアンヴィエ ヘアカラー・カラーリングテクニック☆

ADVICE

染まりが早いので
スピーディーな施術を心がけてください

apish 代表 坂巻哲也さん

アンヴィエカラーは従来のカラー剤より染まる時間が早いのでお客様にとって時間短縮のカラーをご提案できます。その反面、カラーリングはスピーディーに塗布することが大切です。ここでは根元の新生毛と中間から毛先までの既染毛を2タッチで塗り分けて均一の色味を表現しています。レシピは、根元をアンヴィエNB-9とPB-8(全体の10%)でブルーオキシは6%。中間から毛先はPB-8とチョイスブラウン(全体の5%)でブルーオキシは3%です。

TECHNICAL PROCESS

1/前処理。プレシャンプー後にアンヴィエ プレトリートメントを霧吹きで塗布する。

2/カラーリング。薬剤を調合してバックセンターの根元から塗り始める。

3/さらに横パネルを取ってバックの根元全体を塗布する。

4/バック根元の塗布終了。

5/サイドも同様に縦スライスで根元を塗布する。

6/さらに横パネルを取ってサイドの根元全体を塗布する。

7/ムラなく塗布するために斜めにパネルを取ってクロスチェックで根元全体を再度塗布する。

8/既染毛部分に塗布する薬剤を調合する。(直前に混ぜ合わせる。)

9/ブロッキング。ハチのラインで上下に分けて内部と表面をブロッキングする。

10/表面のカラーリング。根元の塗り終わりから中間までを塗布する。

11/バックも同様に中間まで塗布する。

12/前髪も同様に塗布する。表面の中間のカラーリングを素早く行う。

13/内部のカラーリング。サイドのミドルセクションから塗り始めて中間まで塗布する。

14/バックまで全体の中間を塗布したら表面の毛先を塗布する。

15/内部も同様に毛先を塗布して毛先まで全体的に塗布する。

16/カラーリングの終了。このまま約15〜20分間、自然放置する。

17/後処理。シャンプー前にアンヴィエ アフターリンスを塗布する。

18/シャンプー。アンヴィエ シャンプーでしっかりと洗い流す。

完成スタイル / うねりカールにマッチさせた上質で大人感覚のツヤ感カラー

根元から毛先まで均一の発色を叶えたブラウン系のツヤカラー。9レベルの明るさでしっとりした色味に整え、うねりカールのパーマで上質な大人感覚のスタイルにデザインしています。ファッションに合わせてどんなイメージにもマッチした多機能なヘアスタイルです。

SPECIAL TALK apish 坂巻哲也×ヘアテック・ジャパン 水野智子“アンヴィエヘアカラー”「色を感じて楽しんでいただける」そんなワクワク感をお届けする

Hair/坂巻 哲也(apish AOYAMA) Make/仲 美紀(apish ginZa) Photo/浅田 敏之 Text/前田 正明 構成/らしさ編集部
取材協力:apish AOYAMA(アピッシュ アオヤマ)

※2015年9月1日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税8%の税込価格です。
「あなたの感想」をお聞かせください。
※上のどれかのボタンを押すと編集部宛てに感想を送信できます
最新のらしさ特集
らしさ特集  バックナンバー