パーマをかけるときのトリートメントは、絶対にしてほしいなと思います。トリートメントをするのとしないのとでは、傷みも“もち”も全く違ってくるんですよ。 (Q)パーマをかけるときの、トリートメントの役割は? (A)少し専門的になりますが、パーマをすると元々弱酸性だった髪は、アルカリ性に傾きます。そのままでは、髪はどうしても傷んでしまうんですね。パーマをかけるときのトリートメントは、髪に必要なたんぱく質などの成分を補い、髪を本来の弱酸性にできるだけ戻す役割があります。パーマをかけた後のケアは、その日のうちが一番大切ですので、美容師さんが髪の状態を診断して選んだトリートメントをするのは、髪を健康に保ち、美しいウェーブを保つ上で非常に重要なんですよ。 また、美容室でのトリートメントでできるだけ髪を弱酸性に戻していますが、実はその場では戻しきれないんです。だから、自宅に帰ってからの2週間のケアで、弱酸性に戻す必要があるんですね。市販のものに多い石油系シャンプーでは、弱酸性に戻す力が弱いので、アミノ酸系のシャンプーやトリートメントを使ってください。美容師に聞いてくだされば、髪の状態にあったものをおすすめできますよ。