もうすっかりおなじみになった「デジタルパーマ」という言葉。でも実際は何が普通のパーマと違うの?聞かれると答えられない素朴な疑問。大きな違いはあるのでしょうか。 今回は、trico 中村 毅さんに答えてもらいました! (Q)デジタルパーマと普通のパーマ、どう違うの? (A)普通パーマとデジタルパーマ、一番の違いはウェーブの出方と質感ですね。 <普通のパーマの場合> コールド式パーマ、コールドパーマと呼ばれる普通のパーマは、髪がぬれているときに強くウェーブが出て、髪が乾くとウェーブがゆるくなります。しっとりとした束感のあるウェーブになるのが特徴です。 <デジタルパーマの場合> デジタルパーマでは、髪がぬれているときにはあまりウェーブが出ず、髪が乾くとウェーブが強くなります。カールアイロンやホットカーラーで巻いたときのような、乾いた感じのカールがでるのが特徴です。熱を加えてかけるので、コールド式パーマに対して、ホットパーマとも呼ばれます。 どんなタイプの縮毛矯正がかかっているか分からない場合は、髪の毛を一度濡らして触るとわかることもありますので、美容師さんに見てもらうのも一つの手段。 (Q)デジタルパーマってなにがデジタルなの? (A)デジタルパーマでは、パーマをかけるときには機械を使います。その機械がデジタル表示であることから、デジタルパーマと呼ばれるようになりました。パーマをかける作業自体は、実際はとてもアナログですよ(笑)。 (Q)ホットパーマや巻き髪パーマ、形状記憶パーマとはどう違うの? (A)どれも同じパーマです。デジタルパーマという名称は、実はあるメーカーの商標になっているので、他のメーカーでは使えません。また、デジタルパーマは新しい技術。出始めの頃に美容室やメーカーがオリジナルの名前で売り出したりしたので、色々な名前がうまれました。ウェーブの形を髪が覚えるので形状記憶パーマ、コテで巻いたようなカール感が出せるので巻き髪パーマ、といった風です。美容業界では、ホットパーマと呼ばれるのが一般的になっています。お客様の間では、デジタルパーマという名前が定着してきているようですね。