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Q
染めたい色が似合わない!
(投稿日:2008年3月5日 投稿者:シカゴさん)
この間好きな色を決めてヘアカラーしてもらいました。色は希望通りなんですが、どうも似合いません。これってどうしようもないですか?
A
回答者:dress head marc 福井 正憲さん

“似合う色”というのは、とても簡単にいうと、その人の瞳の色や肌の色などを元に見つけていきます。生まれ持った個性によって、似合う色、似合わない色というのは確かにあります。

でも、せっかくカラーリングをするのに、好きな色や流行の色をあきらめなければならない、ということにはなりません。

たとえば一言で「赤」といっても、原色の赤、黒っぽい赤、ワイン系の赤、青みの強い赤、オレンジっぽい赤・・・と無数の「赤」があります。シカゴさんが赤に染めて似合わなかったのであれば、シカゴさんに似合わないタイプの赤で染めたのであって、シカゴさんに赤が似合わないということにはなりません。似合う赤も必ずありますので、カラーリングが得意なサロンやカラリストに相談して、自分にぴったりの赤を探してもらうとよいでしょう。もちろん他の色でも同じことです。

また、「赤」の中でも、自分に似合わないタイプの「赤」に染めたい場合も、ちょっとした上級テクニックを使うことで解決します。

カラーリングのテクニックに、細かく筋をとってベースのカラーと染め分ける、ハイライトやローライトといった“ホイルワーク”というものがあります。ホイルを使うからホイルワークというのですが、一色だけで染める“一色染め”にくらべて、複雑な色味や動きを表現することができるのがメリット。

これを応用して、自分に似合うタイプの色でベースを染め、ホイルワークで自分に似合わないけれど好きな色で染めれば、違和感なく好きな色を楽しむことができます。ほかにも、「流行りの色ベース×ポイントで好きな色」「似合う色ベース×ポイントで似合わないけど流行りの色」などパーソナルなデザインカラーも可能。色使いや入れる場所、量によって印象ががらりと変わるので、いろいろな組み合わせを楽しんでみてはいかがでしょうか?

最近では自分のライフスタイルや好み、なりたいイメージからこまやかに色を選ぶ人が増えてきました。もちろん肌や瞳の色から似合う色を探すのもひとつの手ですが、似合わないと思い込んでいる色でも、混色やテクニック次第でバリエーションは無限。まずは担当のスタイリストさんに、「できる女に見せたい」「バイオレット系がすき」などしっかりと要望を伝えて自分だけの色を探していきましょう。

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