厳密に言えば、傷まないパーマはありません。でも、パーマはここ数年でかなり進化しました。たとえば、コスメタイプのものやエアウェーブ、新デジタルパーマなど、日々薬剤やパーマシステムは改善されつつあり、気になるダメージも随分と軽減しています。もちろん美容室でも、前処理や後処理のトリートメント、髪の状態や希望のデザインによって細やかに薬剤を使い分けるなど、できる限りのダメージ対策をしています。だから、実は美容室でパーマをかけたその日に、ダメージがすごく気になるということはそんなになくなってきたのです。 パーマをかけてだんだんと髪が傷んだように思えるのは、ホームケアに問題があることも。パーマやカラーでセンシティブになった髪には、美容室で取り扱っているアミノ酸系のやさしい洗浄力のシャンプーがベスト。市販のシャンプーは洗浄力が強いものが多いので、髪に必要な成分まで洗い流してしまうこともあるからです。また、トリートメントを毎日することも大切。シャンプーやトリートメントを変えるだけでも、1週間後・1ヶ月後の髪の状態が変わるので、傷みが気になる人はぜひ試してくださいね。 進化したパーマはデザインの幅や再現性も高くなり、自宅でのスタイリングも以前に比べてぐっと楽になりました。日々のスタイリングでの微妙な違いや、ゆるくなっていく経過を楽しめるのもよいところです。初心者さんやパーマに抵抗がある人には、まずはゆるめのパーマでスタイリングを楽にするのもよいでしょう。パーマで毛流れを作っておくと、ブロー仕上げも簡単・長持ちに。アレンジのベースとしても使え、カールの持ちもアップします。スタイリングやダメージなどパーマの失敗体験がある人にも、ぜひ進化したパーマを試してみてはいかがでしょうか?