アニムスアニマ映画紹介～何が向いているのかやってみなくちゃわからない -Rasysa/特集-

美しいものだけを見て暮らしてきた恋人のような美しい姉弟が、現実を見始めたとき、ふたりの楽園が潤いを失って…ＯＬ出身監督・斉藤玲子のデビュー作、美しいものが大好きな女性達に贈る恋愛映画です。

両親を亡くし美しいものだけを見て暮らしてきた姉弟、スイとトキオ。『アニムスアニマ』は、ひたすら美しくあり続けたいふたりが、本当に美しいものを見つけだす物語です。この作品がデビュー作となる監督、斉藤玲子は、撮影当時は27歳。前年に会社を辞めたものの、派遣社員として働くOLでした。『アニムスアニマ』は、そんな斉藤監督が「好きなものや好きな世界」を描写。全編に風のそよぎやほのかな香りが漂います。

都会のマンションで優雅で快適に暮らす姉弟、トキオとスイ。トキオは売れっ子の美容師で、スイはOL。二人はまるで恋人同士のように仲がいい。トキオはその美しい容姿で女達を魅了し、連日いろいろな女の部屋を泊まり歩いている。スイは不眠症で、トキオの空いたベッドの上でだけゆっくり眠ることができる。二人は美しくあるということだけに価値観を見いだし、世の中の出来事に興味を示さず、ただ自由奔放に暮らしていた。ある時、スイは仕事に目覚め、転職して一人暮らしをすると言い出す。トキオは反対するが、スイはさっさと部屋を借りて引っ越し、二人は別々に暮らすようになる。混乱して、荒れていくトキオ。そんな時、スイからの電話で慌ててトキオが部屋に駆けつけると、スイは倒れていた。スイを介抱するトキオ。その夜、二人は初めて結ばれる。それからトキオは、二人だけで遠い南の島で暮らす夢を実現させようと、スイの同意を得て準備を進める。そして出発の日…

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忍成修吾 おしなりしゅうご（トキオ）

1981年生まれ。99年、俳優デビューし、2001年に公開された岩井俊二監督作品『リリイ・シュシュのすべて』で、主人公をいじめるキケンな中学生を演じ注目される。その後、テレビや映画に数多く出演し、2003年の『バトル・ロワイヤルⅡ鎮魂歌』（深作欣二、深作健太監督）で、美少年スターとして人気が急上昇。2004年には『ガチャポン』（内田英治監督）『スペースポリス』（渡辺一志監督）『犬猫』（井口奈巳監督）と、主演、準主演作があいついで公開され、2005年には『北の零年』（行定勲監督）『ローレライ』（樋口真嗣監督）『ハルウララ』（森川時久監督）などの大作、話題作が控えている。
端正な顔立ちとナイーブな感性、そして確かな演技力は、同世代の若手男優の中でもひときわ光るものがあり、活躍が期待されている。

私の中にトキオ像があって、ある程度の見た目と自然感がほしかったんですが、オーディションでその両方を持っていた忍成君に決めました。台詞が漫画チックだったりするので「ありえない」って感じだと困ると思ってたんですけど、とっても自然にやってくれました。

	斎藤玲子監督

椎名英姫 しいなえいひ（スイ）

1976年生まれ。18歳でモデルとしてデビュー後、大手モデルクラブのオーディションでグランプリを受賞し、日本代表として世界大会に出場。世界を舞台に活躍を続けている。
映画は、98年に行定勲監督のデビュー作『オープンハウス』（2003年公開）に主演。その後、『オーディション』（三池崇史監督）『ユリイカ』（青山真治監督）『スカイハイ』（北村龍平監督）『Jam Films2』の丹下紘希監督作品『ファスナー』などに出演し、独特の存在感を発揮している。
『アニムスアニマ』は、久々の主演映画として女優・椎名英姫の美しさが開花している。

スイの年代（25、6歳かな？）の女優さんって意外といなくて、（撮影当時は）椎名さんもちょっとそれよりは若かったんですけど、でもお会いしたらとっても雰囲気があって、生き方自体がスイに近いような方だったんですよね。

斎藤玲子監督


その他、阿久根祐子、目黒真希、田中要次、ロメダ霧島などの個性派俳優、そしてゲストとして市川実日子も特別出演しています。


	※劇場および公開日は変更となる場合がございますので、お出かけの前に劇場にご確認ください。東京　　渋谷シネ・ラ・セット　　2005年2月5日（土）よりロードショー大阪　　第七藝術劇場　　　2005年春公開予定名古屋　シネマスコーレ　　2005年春公開予定

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※2005年1月11日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。

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