お悩み counseling02 ハチ張りでふくらむ髪を“坂巻流”でこう解決!
ハチの張りを抑えてポイントを下に
トップの毛を立ち上がらせることでハチまわりを抑え、中間部分にカールをプラスすることでポイントを下げました。
束感を損なわない立体的なカールに
カール部分は毛束を取り、パネルのインサイドをカットします。これで長短がついて、立体的な流れが生まれます。
Sakamaki's アドバイス
モデルは毛量が多くややうねるクセがあり、特にハチまわりが膨らんでいます。そんなボリューム感を抑えるために、内部の毛量を調整します。レザーは、そんな内側をカットするのに有効なツールです。基本的に長さを微調整し、フォルムを整えます。長さを変えずに、シルエットを少しタイトに抑えるのです。内側の毛をカットする時は、パネルのインサイドをカットし、さらに空間を作って透け感のある軽さを求めます。さらに、シルエット作りでは、ハチ部分の毛をふっくらさせ、表面にかかるトップを少し軽くしました。通常とは逆のパターンですが、こうすることで凹凸感が生まれ、メリハリがつくのです。
STYLE DATA
プロの技見てみたい!内部の髪は大胆に空間を作って。表面の毛先は繊細にカット
レザーは全体像を考えながら、ポイント的に削るようなカットに最適です。微妙なタッチで、髪に生命感を与えます。
内側の毛は大胆に空間を作る軽さを演出!
毛量が多い人のボリュームコントロールは、内側から縦パネルを引き出して、中間から大胆に間引きます。ただし毛先に向かってレザーを滑らせながら、カットはていねいに行います。
表情つけは根元を軽〜くノックしてカット
トップの毛を持ち上げて、根元を軽く削ぎます。レザーを上に向けて、人差し指でトントンとノックしながら、繊細なタッチで根元から中間をカット。これが、微妙な質感を作るコツ!
前髪は毛束を引き寄せてサイドに流す
前髪の作りは重要です。ここでは流れをつけるため、サイドに毛束を引き寄せて、毛束の内側をカットします。表面は長く内側を短くして、サイドに流れやすいバングにします。