坂巻流 Technical for Pro02 広がるクセを巧みにコントロール 坂巻流レザーカットテクニック
ウエイトをコントロールする場合、内側の量感を調整してボリュームを押さえますよね。そんなカットをする時にも、レザーは使いやすいアイテム。パネルや毛束を引き出して、内側をカットする時に有効です。また、パーマとの連動性にも優れています。
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![BEFORE BEFORE](image/counseling02/img_pro_before.jpg)
chack このお悩みをレザーカットで解決!
毛量が多く、うねるクセがあり全体的に広がる感じ。ウエイトをコントロールして、フォルムを整えたいですね。
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![Sakamaki's Voice Sakamaki's Voice](image/counseling02/ttl_pro_advice.gif)
カットは髪を切る作業ですが、単に長さを短くするのでなく、ボリューム調節も必要です。例えば、内部に短い毛を作って表面の毛を立ち上げるのはプラスの作用。主にオーバーセクションで使うテクニックです。また、ポイント的に空間や削ぎを入れて量感を抑えるのはマイナスの作用。これは毛のたまりやすい部分や骨格の膨らんだ部分に用います。そんな効果を狙います。
apish/apish Rita 代表 坂巻哲也
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Technique Process
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01.ハチのラインで上下にセクションを取る。さらに、バック上部は三日月セクションを取り分ける。この部分の量感調節が重要。
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02.アウトラインのカット。長さを変えずに毛先のダメージ部分をカットして質感を変える。縦パネルを取り、毛先3cm部分にレイヤーを入れる。
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03.三日月セクションのカット。上からかぶる毛なので、中間からざっくりカットする。量感を抑えながら、フォルムのコントロールも狙う。
![ここがポイント! ここがポイント!](image/counseling02/img_pro_tech04.jpg)
04.さらに縦パネルを取り、ポイント的にスカルプチャーカット。パネルを間引くように、中間からスライドカットで空間を作り、毛先はやや重さを残す。
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05.オーバーセクションはパネルを水平に引き出して中間からレザーでカット。表面は残して、パネルの下側をカットする。
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06.トップはパネルを真上に持ち上げてレイヤーカット。このセクションはハサミでチョップカットを行い、毛先の不揃い感を求める。
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07.パネルを放射線状に取って、オーバーセクションの後方もレイヤーカット。ここではハサミでカットし、ブラントなラインを求める。
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08.フェイスラインは毛束を取ってインサイドカット。毛先1/3をカットして、束感を出しながら、ほんのり内巻きに方向性を求める。
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9.さらに、毛先をメンテナンスカット。不揃いな長い毛をトリミングして、フェイスラインを整える。
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10.ドライカット。ハチ部分で5cmの三角ベースを取り、下側をカット。中間から毛先をカットする。面でパネルを取らずに立体的に量感を抑える。
![ここがポイント! ここがポイント!](image/counseling02/img_pro_tech11.jpg)
11.量感のたまりやすい耳後ろをカット。カールの質感を整えるため、重い部分をカットする。カールに逆らわないように、インサイドをカットし、透け感と束感を出す。
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14.トップのカット。まず、ゴールデンポイントからやや前方の位置で三角ベースを取る。
![ここがポイント! ここがポイント!](image/counseling02/img_pro_tech13.jpg)
13.人差し指でレザーをトントンと軽くノックして、根元から中間に向かって切り上げる。ソフトタッチで短い毛を作り、表面に立ち上がりをつける。
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14.前髪は、トップの毛が落ちる位置で右サイドに流れをつけて、インサイドをカット。表面は長く、内側を短くしてサイドに流しやすくする。
![FINISH FINISH](image/counseling02/img_pro_after.jpg)
主にレザーを多用して、トップにブラントなラインを求めたい部分や、長い毛を処理するメンテナンスカットのみにハサミを用いました。特に表情つけしたい部分は、ソフトなタッチでカットします。必ず量感をチェックして、毛流れに逆らわないカットが望ましいです。
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