Process2.2種類のカールをミックスして1本のなめらかな毛流れを作る
髪が短いショートヘアは、セクションで巻き分けてうねったカールを作ります。前方に巻く部分と後方に巻く部分をミックスして、毛先にニュアンスを出します。また、トップはホットカーラーを巻いてふんわり仕上げれば、自然な丸みが出ます。
渡部 裕子さん
ノーマルな髪質ですが、フラットなので髪に少し動きをつけてニュアンスを出します。束感を出しながら、なめらかな毛流れに仕上げます。
カール&ストレートが1本で思いのまま!使用したアイテムをご紹介
イオンアイロン
ツーウェイ・スタイル32mm
モードの切り替えでカールと
ストレートが思いのままにデ
ザインできる画期的アイロン。
イオンホットカーラー
トラベルミニ
クレイツイオン加工のホット
カーラー(35mmと30mm)で
うるおいカールを実現。
Advice
ZACC 高橋和義さん
ノーマルなボブですが、束感を出すためにスライシングカットとセニングで毛量調整をしています。ロングヘアの場合、髪が長いので1枚のパネルでカールが作れますが、短いショートでは無理が生じます。そこで、前髪から顔まわりは後方に流し、それを受け継いでサイドは前方に流します。この2種類のカールの組み合わせで、なめらかなSカールを作ります。これは、カールと言うよりはS字のゆるやかな毛流れで、えり足も前方にニュアンスをつけることで女らしさが表現できます。
Technique Process

1.トップとフロントにホットカーラーを巻く。フロントは流した方向へ斜めに巻いてクセづけをする。

2.ホットカーラーを巻いたところ。トップは35mmを三角形に3本。フロントも3本でこめかみの上はそれぞれ30mmで巻く。

3.アイロンを使ってサイドをフォワード(前方)に巻く。カールモードで中間から毛先をなめらかに流す。

4.こめかみはリバース(後方)に巻く。顔まわりは後方にカールをつけて、そのつながりでサイドの髪を前方に流すのがポイント。

5.逆サイドも同様に、サイドをフォワードに巻いてこめかみをリバースに巻く。

6.ボリュームが出やすい耳後ろは、抑えるようにして根元をつぶし、毛流れをフォワードに持って行く。逆サイドも同様に。

7.えり足は軽く外ハネにして前方に巻く。アイロンが耳に当たらないように注意。

8.ソフトワックスを毛先から軽く塗布する。表面の髪は根元を持ち上げて、ボリューム感を与える。
束感と毛流れを生かして上品に
トップはホットカーラーで丸みのある柔らかいシルエットに仕上げて、表面は束感を出しています。そして、サイドの毛流れは前髪とフェイスラインの延長でS字の毛流れに。毛先はニュアンスを出して、上品に仕上げました。