Visee Lineが語るフェザー スタイリングレザーの魅力‐切り立てではなくカットをして2週間後のような柔らかい質感になるレザー

今回の特集でフェザー スタイリングレザーを使ってスタイルをご提案いただいたVisee Lineのみなさんにレザーカットの良さについて語っていただきました。

レザーカットは筆先のような独特の柔らかさが出る

杉浦/セニングで毛先の軽さを表現すると、美容室でカットしたばかりのような切り立ての感じになります。ところがレザーは、カットをしてそれから2週間後のような質感に仕上がるんです。それがレザーカットの特長で、カットをしたばかりでも毛先が馴染むのがいいですね。

高原/私も今までデザイン的に納得いかないことがあっても、レザーでカットをすると計算通りの仕上がりになるので気に入ってます。ウエットカットでベースを作りながら同時に質感調整もできるので、スピーディーで時間短縮になりました。

成岡/私はベースカットはハサミを使うことが多いですが、ドライカットで毛先の柔らかさや表面の束感を作りたい時にレザーを多用しています。ハサミでは量感が落ちすぎることがありますが、レザーでは筆の先のような独特な柔らかさが出るので気に入っています。

杉浦/お客様の中にはレザーに対する不安感を持っている人がいるようです。レザーカットでダメージを与えないためには、まずウエットでカットをすること。そして、刃の先端ばかりではなく、切れ味を持続させるために全体を使うことが大切です。後は、お客様ごとに新しい刃に変えることと、きちんとご説明することが大事ですね。

無造作感を出したい顔まわりのニュアンス作りで重宝する

成岡/操作性に関して、ハサミの場合は切り方に重点を置きますが、レザーは彫刻を削るような感覚でカットをします。この部分に短い毛があると可愛いなとか、表面に束感を作って動きが欲しいなという時にピンポイントでカットできるので操作性もいいですね。

高原/私はサロンワークではミディアムからショートのお客様にレザーを使うことが多いです。特にショートの場合はバランスを重視するので、その際に無造作感を出したいアウトラインや顔まわりのニュアンス作りで重宝しています。

杉浦/私はレザーを使うようになってまだ1年くらいですが、ショートのお客様には100%でレザーカットをしています。ミディアムの場合でも、前髪や顔まわりのニュアンス作りにはほとんどレザーですね。今後も、大人っぽさの中に軽さを求めたい時などにレザーによるデザイン提案をしたいです。

成岡/大胆なデザインチェンジをする方は少ないので、表面や顔まわりのニュアンスを変えたりボリューム感を整えてイメージを変えたい方にレザーカットでのスタイル提案をしたいですね。毛先のニュアンスで季節感を感じられるようなデザインもできると思いますから。お悩みの解消や補正などでもレザーカットは最適ですね。

高原/私はこの春夏は長めのボブでパーマをかけたスタイルを提案していきたいです。レザーカットをした後にパーマをかけるとさらに柔らかい動きやニュアンスが生まれるので可愛いスタイルになると思います。また、再現性もアップするのでお勧めしたいですね。

フェザー スタイリングレザー×Visee Line 杉浦成規が教える|毛先にニュアンスを与える繊細なレザーカットのテクニック

Hair&Make/杉浦成規、高原宏幸(Visee Line)、成岡秀人(X.I.M by Visee Line) Photo/浅田敏之 Text/前田正明 構成/らしさ編集部
取材協力:Visee Line(ヴィセライン)

※2014年5月6日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税8%の税込価格です。
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