ベースのオレンジ味を削りすぎず甘さを残すため、ピュアブラウンとアッシュブラウンを2:1で使用。アッシュの青味を薄めることでくすみ感の少ない、クリアな発色を目指します。かわいらしいナチュラル感がテーマなので、ハイライトはラインを出さず全体になじむように入れて、前髪と顔まわりに明るさをつくります。
![](image/technique/whitehouse/img_counseling.jpg)
髪質は中太毛で多毛。ダメージレベルは3.5〜4で、中間から毛先のパサつきが目立っています。カラーは11レベルのナチュラルブラウンが褪色してきて、アンダーのオレンジ味が出ている状態です。
![](image/technique/whitehouse/img_main.jpg)
![](image/technique/whitehouse/img_advice.jpg)
瞳や肌をキレイに見せる
ブレンドカラーで付加価値を高めて
ホワイトハウスでは、ワンランク上の美しい髪色を体験できる「ブレンドカラー」が人気です。例えば厚めバングの場合、目元が影になるので顔が暗く見えがち。そこでハイライトをバング内側と顔まわりに入れることで、ライトアップしたように表情が明るく見えます。そんな風に、瞳や肌がキレイに見えたり質感がふんわり軽くなるなど、新しい付加価値のあるカラーリングで、お客様の満足度を高めていけるように工夫しています。
![](image/technique/whitehouse/img_process01.jpg)
1.アンヴィエ プレトリートメントで前処理。中間から毛先を中心に、スプレイヤーを使ってまんべんなく塗布。
![](image/technique/whitehouse/img_process02.jpg)
2.まず顔まわりからハイライトを入れていく。薬剤はメジウムとブリーチを1:1(オキシ3%)でミックス。チップは幅3mm×深さ3mmで7mm間隔。
![](image/technique/whitehouse/img_process03.jpg)
3.サイドも同じく、ナチュラルなウィービングでハイライトを。内側に明るさをブレンドすることで、フォルムをふわっとやわらかく見せる効果がある。
![](image/technique/whitehouse/img_process04.jpg)
4.ハイライト終了。ホイルは顔まわりに3枚、サイドに5枚、バングに2枚。
![](image/technique/whitehouse/img_process05.jpg)
5.新生部にベースカラーを塗布。薬剤はアンヴィエ ヘアカラーPB8+AB8(2:1/ブルーオキシ6%)を使用。バックセンターの下から上へ塗布していく。
![](image/technique/whitehouse/img_process06.jpg)
6.顔まわりは上がりやすいので、塗布量を減らして薄づけする。
![](image/technique/whitehouse/img_process07.jpg)
7.既染部も同じレシピで、ブルーオキシは3%に下げる。毛先を10cmほど残し中間部に塗布していく。うるおいのあるツヤを出すため、たっぷり塗布する。
![](image/technique/whitehouse/img_process08.jpg)
8.約10分放置してから毛先に塗布。中間から毛先へ自然なグラデーションがつくように。毛先を塗布後、約10分放置して流す。
![](image/technique/whitehouse/img_process09.jpg)
9.ベースカラーをある程度流してから、ホイルアウト。ベースとハイライトの薬剤が混ざらないように注意を。
![](image/technique/whitehouse/img_process10.jpg)
10.アンヴィエ アフターリンスを使って後処理。頭皮や毛穴につまった薬剤をしっかり取り除く。