髪色チョイスは、顔立ちや肌色とのマッチングも大事な要素です。杉さんは甘く愛らしい雰囲気なので、クールな寒色にするとアンバランス。イエローベースの肌にも合わないので、今回はもともとのオレンジ味をほどよく残しながら、淡いアッシュブラウンのカラー剤で甘めのショコラベージュに仕上げました。前髪と顔まわりにはハイライトを入れてふんわりと目元を明るく見せ、さわやかな透明感を高めています。
杉 春香さん
髪質は太めで量も多め。ダメージレベルは中程度で、毛先のパサつきが気になります。髪色はナチュラルブラウンが褪色してきて、オレンジ味が出ている状態。
甘めのベージュカラーで
上品なラフ感を実現
カットはたっぷり軽やかな動きをつけた、今年注目のニュアンスレイヤー。甘めのショコラベージュを合わせているので、無造作でもツヤのある、上品なラフ感に仕上がります。
シフォンのような柔らかい
空気感+ツヤ感で魅了
暖かみのあるショコラベージュは、ふわっとした透け感とうるおいのあるツヤ感を両立てきる色合い。肌もツヤツヤに見えて女子度がアップ。
10レベルのショコラベージュに
ハイライトで空気感を
ベースカラーはアンヴィエ ヘアカラーPB8+AB8(2:1)を使って、10レベルのショコラベージュに仕上げます。前髪と顔まわりにハイライトを入れて、内側にふわっとした軽さをブレンドするように。
もともとのオレンジ味を削りすぎないよう、アッシュをピュアブラウンで薄めた淡いブルーでカラーリング。くすみの少ない、ナチュラルな暖色系ブラウンベージュに発色します。さらにホワイトハウスならでのブレンドカラーで、前髪と顔まわりにハイライトを溶け込むように入れて、目元を明るくふんわり見せているのもポイント。
きれいに巻かず、ゆるい
Jカールをラフにくずして
WHITEHOUSE OSAKA
チーフスタイリスト 大久保 公軌さん
しっかりカールを入れると甘くなりすぎるので、なるべくゆるめに巻いて、ラフにくずすのがポイント。32mmのアイロンを使って、毛先を逃がしながらルーズなJカールにクセづけします。顔まわりはリバースに巻いてふわっと流れるように。巻いたあと薄くワックスをもみ込んで手ぐしでくしゅっとくずして、無造作に仕上げて。