CUT TECHNIQUE03/AFLOAT D'L 井上 紗矢香×JOEWELLシザーズ|レイヤーの幅を広く取って重軽のロングにする

長さをあまり変えずにスタイリングでふんわりした動きを与えるカットテクニックです。ドライカットでは毛量調整で軽さを出しながら毛先に柔らかいディテールを作ります。

COUNSELING

軟毛のロングを長さを変えずに動きの出るヘアにする

やや細くて柔らかい髪質で毛先にダメージがありま す。軟毛のロングでフラットなスタイルなので動きが出やすいように幅の広いレイヤーでカットして動きを出しやすくしま す。

STYLIST ADVICE

ミドルセクションに
多めのレイヤーを入れて重軽にカット

AFLOAT D'L
ヘアクリエーター 井上紗矢香さん

軟毛のロングで動きが出にくいフラットな髪質なので、幅の広いレイヤーを入れてスタイリングで動きを出しやすくカットします。ポイントはミドルセクションのレイヤーで、パネルを傾けながらラインを水平にカットするところです。アンダーセクションはローレイヤーにして重軽にカットします。

TECHNIQUE PROCESS

1/バックのアウトラインをカット。チョップカットで毛先のダメージ部分をカットする。使用するハサミはXPG-60。

2/サイドのアウトラインのカット。パネルを前方45度に引き出して前上がりのラインでバックとつなげる。

3/トップのカット。モヒカンラインの髪を前方に傾けて毛先をチョップカット。

4/パネルを放射線状に展開してトップ全体をカット。ただし、バックの髪はやや後方に傾けて指2本分を逃がしてラインを水平にする。

5/ミドルセクションのカット。コーナーをカットして丸みをつけながらトップとアンダーをつなげる。

6/前髪のカット。瞳の幅で三角ベースを取り、右に流したいので左に傾けてカット。ベースカットの終了。

7/ドライカット。セニングでアンダーセクションの毛先をぼかす。使用するハサミはXPG-2T30。

8/ミドルセクションは量感を取るため、中間から下と毛先を2〜3ステップでセニングカットをする。

9/ハチまわりはミドルセクションよりも量感を削るため中間から毛先をセニングカット。

10/表面は毛先のみセニングカットをしてラインをぼかしながら軽さを出す。

11/サイドは毛量が多いハチまわりのみ、中間付近を2ステップでセニングカット。

12/顔まわりは前方45度にパネルを引き出してコーナーのみをカット。

13/前髪は毛先にセニングを入れて柔らかいディテールを作る。

14/さらに縦パネルを引き出してコーナーをカットする。

After

15/カット終了。

CUT TECHNIQUE04/XELHA  中川 恵理×JOEWELLシザーズ|軟毛で動きの出にくいボブにふんわり感を出す

Hair&Make/井上紗矢香(AFLOAT D'L) Photo/生駒 由美 Text/前田 正明 構成/らしさ編集部
取材協力:AFLOAT(アフロート)

※2016年3月8日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税8%の税込価格です。
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