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チリチリに縮んだクセ毛でなくても、「ボワッと広がる」、「ウエーブが出る」といった軽いクセ毛と直毛が混ざり合った人など、日本人の5〜6割はクセ毛だといわれています。 |
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なぜクセ毛になるのかというと・・・ |
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・毛穴がゆがんでいる
クセ毛の人は直毛の人に比べると毛穴が歪んでいることが多く、そうなると生えてくる毛髪はねじれてしまい、クセ毛の原因になります。 |
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・髪の内部構造が不均等
髪の内部は、一番表面を覆っているのがキューティクル(毛小皮)で、中心にメデュラ(毛髄質)があり、そのまわりをコルテックス(毛皮質)が埋めています。コルテックスには固い部分と柔らかい部分があって、それが規則正しく均質に並んでいないと、柔らかい部分が固い部分に引っ張られるような形でゆがみが生じ、クセ毛が生まれます。
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1本の毛に膨らんで太い部分と細い部分が交互にある髪。縮れて細かく凹凸のある状態なのでツヤがなく、ダメージが進むと切れやすくなる。 |
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髪がねじれてカール状。カールの大きさに均一感がなく、ボリュームが出やすい。ストレートパーマをかけてもボリュームはおさまるがカールは伸びにくい。 |
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波状の毛。髪が波うっていて、波がぶつかる部分に盛り上がる場所があり、全体的にふくらみやすい。日本人に多く見られるクセ。 |
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ウネリがぶつかってハネる部分や密集してボリュームの出る部分ができてしまう。 |
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立体感やボリューム、根元の動きが出しにくい。 |
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ネープや前髪に出やすいクセ。ふくらみの原因となりやすい。 |
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クセ毛のチェックは、まずは見た目。髪を手に取り、軽く引っ張ったり戻したりしながら、クセの有無を判断します。そして髪に光を反射させ、乱反射を確認。クセ毛は髪の表面のキューティクルがあちこちを向いているので、それぞれが光るのです。
※キューティクルの向きが一定でないクセ毛は、シャンプー時にも髪同士が絡まりやすかったり、ブラッシングなどで傷つきやすく、ストレートヘアよりダメージを受けやすくなっています。 |
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毛髪には、吸水性と撥水性を持つファブリという繊維質があります。直毛はこの吸水性を持つファブリと撥水性を持つファブリが均一に混ざり合っていますが、クセ毛は両者がちょっとずれているために、毛髪が波打つ状態になっていて、また縮毛は両者が別れていて互いに支え合っていないために、毛髪がねじれた状態になっています。ほとんどの場合は、直毛とクセ毛、クセ毛と縮毛がまじっていたりします。見分け方は、自然乾燥した状態で毛髪の1本を触り、ジリジリとチリついていれば縮毛、チリつきがなく波打っていればクセ毛です。 |
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水で濡らして髪の結合のクセを見極め、手でさわってクセの度合いやダメージ有無を確かめます。髪には水素結合、イオン結合、シスチン結合、ペプチド結合の4つの結合があります。この結合が壊れてしまうことをたんぱく変性と呼び、たんぱく質が変性すると切れ毛の原因になります。 |
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クセ毛や縮毛の人は、ドライヤーの熱や過剰なブローでダメージを受けている場合が多く、根本と毛先で毛髪の状態が異なります。まず、前処理として毛先にケラチンを浸透させ、傷んでいる毛先の部分を保護します。 |
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薬剤は髪のダメージに合わせてハード、ノーマル、ソフトの3種類。キューティクルを守るためにトリートメント効果のある保護剤を使用し、アイロンの熱から髪を保護します。 |
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薬剤を洗い流し、髪をブローします。ただし乾かし過ぎると髪に負担がかかるため90%のドライ。アイロンは生えクセを確認しながら折れないようにスルーします。 |
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feel kab スタイリスト 片桐 直人さん |
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縮毛矯正の方法には様々な種類があり、現在多くのサロンで行われています。今日紹介した髪を痛めずサラサラに仕上げるナチュラル・タイプの縮毛矯正は、施術後にパーマやカラーができるという、まさに夢の縮毛矯正。実際に同様の施術を希望する場合には、髪の質や状態をきちんと見分けられるサロンを選ぶことが大切です。 |
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