STEP1 ヘアケアの第一歩はここから 正しいシャンプー

シャンプーで何より気をつけたいのは、“頭皮”をきっちり洗うということ。予洗いも、シャンプーもすすぎも、髪だけではNGです。正しい方法を知って、トラブル知らずの美しい髪を手に入れて!

美髪はシャンプーから 今日からはじめて

正しいシャンプーは、髪の健康にもつながります。

START

シャンプー

よくわかっているつもりで、意外に質問の多いシャンプー。教えていただくと奥の深さにビックリ!

1.ブラッシングする

目の粗いブラシでよくとかす

髪のもつれを取り、ほこりなどを落とします。頭のテッペンからとかしても、髪がもつれないくらい目の粗いものを選んで。

おすすめアイテム
クッションブラシ

クッション性のあるブラシを使えば、頭皮へのマッサージ効果も。

2.しっかりぬらす

地肌からぬらしていく

シャワーヘッドを地肌につけて、地肌からしっかりぬらします。およそ38〜40度が適温。塩素処理した水が理想的。

教えて先生!
なぜ地肌からぬらすの?

地肌がしっかりぬれていないと、シャンプーでなかなか泡立ちません。それに、予洗いで髪と地肌の汚れの大半が落とせるんですよ。スタイリング剤が落ちにくいときは、お湯を当て、写真のように指の腹で髪を揉みほぐして。それでも駄目なら、シャンプーを軽く泡立てて流し、本シャンプーへ。

3.水気をきる

手で水気をきっていく

手のひらを合わせて、毛先の水をきります。ショートへアの場合は、オールバックにするように手で髪をなでつければOK。

これはNG!
水気が多すぎると・・・

髪からボタボタと水が落ちるくらいぬれたままだと、お湯といっしょにシャンプー剤が流れてしまうため、なかなか泡立たない原因になります。泡立ちにくいと必要以上に髪をこすってしまい、傷みの原因にもなることがあるので、シャンプーの前に髪の水気はしっかりきることがコツです。

4.シャンプーの量は?

シャンプーの適量を知る

使っているシャンプーにもよりますが、ミディアムで1プッシュ程度。自分の髪の長さによって、量は微調整してください。

5.手のひらで泡立てる

モコモコにしてもOK

まずは手のひらの上で泡立てます。泡立てネットを使って、モコモコになるまで泡立てるのもおすすめです。

これはNG!
泡立てないと?

原液をつけると頭全体にまで行き渡らず、洗い残しやすくなります。頭皮が痒くなるなどのトラブルの原因に。

6.泡は地肌からつける

地肌からつけていく

シャンプーで一番洗わないといけないのは頭皮。だから、泡立てたシャンプー剤は、髪の毛ではなく地肌に直接つけていきます。

後頭部は髪をめくって

後頭部はボリュームがあるので、シャンプー剤がつきにくい場所です。髪をめくって、上から下へつけていきます。

知ってる!?
皮脂でクセ毛に!?

頭皮がきちんと洗えていないと、皮脂がたまって毛穴をふさぎ、直毛の人でもクセ毛になってしまうことも!

7.頭皮をマッサージするように洗う

頭皮からしっかり洗う

シャンプーで洗うのは頭皮だと考えて。頭皮を洗えば、髪も一緒に洗えます。えり足など、洗い残しがないように頭全体を。

頭皮はこう洗う!
1.円を描く

わしづかみにするように頭皮をつかみ、指の腹で円を描くように頭皮をマッサージして。頭皮をふにゃふにゃ動かす感じで。

2.ジグザグに

ジグザグな動きをプラスして、さらにマッサージを。毛穴もきれいに、血行も改善して、健康な髪が育ちやすくなります。

8.しっかりとすすぐ

地肌から流していく

頭皮にシャワーヘッドを当てて、地肌からしっかりと流します。すすぎ残しのないよう、ぬるつきがなくなるまで流して。

手の動きがポイント

シャワーと連動して、シャワーのあたっている頭皮部分を動かします。手の動きは頭皮マッサージと同様に。

はみ出しコラム
夜シャンのススメ

シャンプーは朝よりも夜がおすすめ。頭皮には太い血管が通っていないので、寝ると温度が下がり、昼間の汗や皮脂が固まって落ちにくくなってしまいます。皮脂の多い人は臭いの原因にも。しかも、睡眠中は髪が伸びる時間帯なので、毛穴が詰まっていると、健康な髪が伸びるのをさまたげてしまいます。

2度洗いのススメ

サロンシャンプーなど、髪に優しいシャンプーの場合は二度洗いがおすすめです。一度目は軽く、二度目は落としきれなかった汚れをマッサージしながら落としきります。ただし、洗浄力の強い市販シャンプーの場合は、シャンプーの量は少なめに、なるべく一度で洗ったほうがベター。

理想は水にもこだわる?

水道水の塩素は髪を傷めるので、予算に余裕があれば、塩素などを除去してくれるタイプのシャワーヘッドを購入するのもよいでしょう。ビタミンCが含まれているタイプもあり、美肌にもよいですよ。お湯の温度は高すぎると必要以上に髪の油分をとってしまうので、注意してくださいね。


※2006年8月8日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
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