Girl’s Cut

AFLOAT JAPAN 由梨さんが教える 毛先をソフトにして毛量調整で動きを出すカットテクニック

毛先に柔らかい質感を出しながら内部の毛量調整でふんわりした動きが出るカットテクニックをご紹介します。スタイリングでの再現性もアップして簡単に浮遊感のあるスタイルに仕上がります。

Stylist Advice

ゆとりレイヤーと丁寧なブロードライがアフロート流

AFLOAT JAPAN
ヘアクリエーター 由梨さん

髪質が軟毛なので、ミドルセクションを毛量調整してアンダーに重さを残しています。毛先の柔らかさは丸みのシェイプによる「ゆとりレイヤー」でカットをするのがポイント。ドライカットできちんとブロードライするのは、仕上がりのイメージを想定するためで、これがAFLOAT流のカットテクニックです。

キッスシザーでつくる!実践カットプロセス

Counseling

ペタンコで動きが出ない髪に
浮遊感を与える

髪質はやや細くて柔らかく毛先に強いダメージが見られます。髪にハリコシがなくペタンコになり動きが出にくい状態なので、シルエットを整えながら浮遊感の出るカットを行います。

1/バックのアウトラインをカット。チョップカットで毛先をぼかす。

2/ミツエリは15度の角度で前上がりのラインでカットする。

3/サイドも同様に15度の角度で前上がりのラインでカットする。

4/顔まわりにレイヤーを入れる。45度にシェイプしてさらに毛先に丸みをつけてカット。ノンテンションで柔らかさを出す。逆サイドも同様に。

5/トップのカット。G・Pから前の毛は前方にパネルを傾けて毛先をチョップカット。

6/G・Pから後方はオンザベースでチョップカット。放射線状にパネルを展開して全体的にレイヤーを入れる。

7/ミドルセクションにレイヤーを入れる。サイドのパネルを水平にシェイプする。

8/そのままコームで毛先を持ち上げてチョップカット。毛先に丸みをつける。ミドルセクション全体を同様にカット。

9/アンダーセクションのカット。ミドルセクションと同様に毛先を上にシェイプしてチョップカット。全体にレイヤーを入れる。

10/ブロードライ。毛先を内巻きにブローして仕上がりを想定する。

11/ドライカット。毛先に重さを残したいのでミドルセクションを毛量調整。パネルの中間からセニングを入れる。

12/そのままセニングシザーを滑らせながら毛先までカット。パネルの下側をカットする。

13/トップはオンザベースでパネルを持ち上げて毛先をセニングカット。毛先をぼかす。

14/さらにパネルの中間からセニングで間引く。

15/サイドのハチまわりも同様にセニングカットをして浮遊感を出す。

16/前髪のカット。まず第1線の毛先をセニングカット。 

17/前髪の表面の髪は流したい方向とは逆にシェイプする。

18/そのままの状態で毛先をセニングカット。逆方向にシェイプすることで毛先に自然な丸みを与える。

19/ライトサイドも同様に逆方向にシェイプして毛先をセニングカット。

20/カット終了。

After

柔らかさと浮遊感を与えたふんわりロング

アンダーセクションの毛先に厚みを残し、ドライカットで内部を重点的に毛量調整した浮遊感のあるロングヘア。
毛先に柔らかい質感を出してシルエットを美しく整えています。

AFLOAT JAPAN 馬渡さんが教える 根元付近の毛量調整で髪に長短をつけるカットテクニック|NEXT
Hair&Make/由梨(AFLOAT JAPAN) Photo/生駒由美 Text/前田正明 構成/らしさ編集部
取材協力:AFLOAT JAPAN(アフロート ジャパン)

※2013年10月1日公開時点での情報です。料金の表記は本文に明記のない限り消費税5%の税込価格です。
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