内部にレザーカットで長短をつけて束感を作りやすくし、軟毛で動きの出ない髪にボリューム感を与えます。


毛量はふつうですが、やや細くて柔らかい髪質です。ダメージは弱損傷。表面に動きが出ずにトップがつぶれやすいので、レザーでふんわりと丸みの出るカットを行います。

X.I.M by Visee Line スタイリスト
成岡秀人さん
ショートの場合、えり足が浮きやすいのでレザー毛先をソフトにします。髪がそれほど多くないので、毛量調整は毛束を取って内部の髪をていねいにカットします。動きや束感を求めたい表面の髪も毛束を引き出してカットすれば束感が簡単に作れます。

1/えり足のカット。毛束をつまんで質感調整をする。

2/バックのカット。同じく毛束を引き出して、中間から毛量調整をする。

3/サイドの表面のカット。毛束を引き出して束感を作りながら柔らかい質感を整える。

4/前髪の上も、サイドと同様に毛束カットで軽さと動きを求める。

5/もみあげのカット。毛先に柔らかいニュアンスを与える。