ツヤは欲しいけど暖色は苦手という人におすすめなのがダークベージュ。赤みを抑えながらトーンダウンすることで重くなりすぎず、深みの中に透明感を残した理想のニュアンスが手に入ります。ボブとの相性もばつぐん。凛とした知性があふれる、気品に満ちたおしゃれ髪に磨きがかかります。さらにもともとのハイライトを生かすことで重めボブでも単調にならず、やわらかな立体感がUP!!

小田 恵実さん
髪質は硬めの直毛。2か月前に染めたアッシュブラウンが褪色し、ハイライト部分も明るく抜けて表面のパサつきが気になる状態です。


ツヤ感たっぷりでも甘くならず
清潔感あふれる印象に
赤みを抑えたダークベージュの髪色が、清楚で育ちのいいノーブルな美しさを引き出します。ツヤ感たっぷりだけど沈まない、透明感のあるニュアンスが素敵。

黒髪とは違う、やわらかな
ダークトーンがスマート
カットは表面に少しレイヤーを入れて動きをつけたワンレングスボブ。ダークトーンでも黒髪とは違ってシャープにならず、ベージュならではのやわらかな質感に。

新生部はアンヴィエMB8+NB6(1:1/ブルーオキシ6%)、既染部はアンヴィエAB8+NB6(1:1/ブルーオキシ3%)でカラーリング。プレトリートメントで前処理してから、新生部から既染部までワンタッチで塗布します。放置時間は10分。
寒色でも暖色でもない、まろやかな中間色のダークベージュに仕上げるには、赤味をどれくらい抑えるか、残留色素を見極めたレシピ調合が大切です。今回はAB8とNB8を1:1でミックス。明るく抜けていたハイライト部はそのまま生かして、ナチュラルな立体感を狙いました。


大胆なサイドパートが
決め手。アシメバランスで
ボブをぐんとおしゃれに
分け目を1:9の大胆なサイドパートにとって、アシメトリーなバランスに仕上げます。質感は32ミリのアイロンでゆるくクセづけ。リバースとフォワードを交互に混ぜながら、毛先からハーフカールずつ巻きます。最後にライトサイド(軽い方)を耳にかけて、すそを少しハネさせると抜け感が出ておしゃれにキマりますよ。